1年で聖書を読破す‐マタイによる福音書

著者は鈴木崇巨という引退した牧師さん。メソジスト教会で仕事をしたとのこと。Wikipediaによるメソジストはプロテスタントらしいです。今これを書いていて初めて知りました笑

この本を読むきっかけはもちろん宗教的な理由ではなく、当たり前ですけどキリスト教って西洋文化の根底にあるものなので、聖書を一回も読んだことないのはやっぱりいかんと思ったからです。あと世界で一番読まれた本というのも気になりした。ただ新約旧約あわせてものすごい量で、たまにホテルとかに置いてあるものめくった記憶からすると、とても面白そうには思えなかったので、この本に伴走してもらいながら、1年間頑張ってみたいと思います。

本書ではまず4つの福音書から読み進めるようにすすめられています。キリスト教的な立場からすれば旧→新というよりイエスの活動について記載した4つの福音書から読んだほうがいいからとのことです。こういう読む順番に対する考え方も各宗派の人でいうこと違うのかなと思うとしみじみしました。まずはそのうちの1つ「マタイによる福音書」からです。

これはマタイという人が書いているのでマタイによる福音書という名前になっています。マタイという人は徴税人でユダヤ教徒でしたがイエスの弟子になった人です。感想としてはイエスの誕生から死、そして復活までの生涯がバランスよく記載されていると思いました。次のヨハネによる福音書もイエスの活動について書いていますがだいぶテイストが違っています。それも近いうちに載せたいと思います。

印象的なのは徴税人だったからなのか「持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられる」という言葉が2回、全く音字表現ではありませんが「富んでいる者が天国にはいるのは、むずかしい」も2回でてきたことです。やっぱり元徴税人だけあってお金と信仰にまつわる部分はどうしても気になったんでしょうかね。なんか今でも専門家がなんでも自分の精通していることで世の中説明しがちなあの感じと似ているように思いました。

マタイによる福音書では一番は「持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられる」が一番印象に残った言葉でしたね。次はどんな言葉が待っているんでしょうか。楽しみながら1年間頑張りたいと思います。

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