【株式会社アドバンテスト】アドバンテスト問われるINTEGRITY:インテグリティー!!

 
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https://note.com/sguion/n/n5a40ef3d2da1
 
INTEGRITY(インテグリティー)とは】
みなさん、こんにちは。私は株式会社アドバンテストという会社で働いているエンジニアです。今回はアドアバンテストが最も大切にしているコア・バリュー:INTEGRITY(インテグリティー)について紹介します。
 


図1:コア・バリュー:我々が大事に思うもの

INTEGRITY(インテグリティー)とは、真摯、誠実、高潔を表すことばです。アドバンテストでは「あいうえお作文」の要領でそれぞれのアルファベットに意味を持たせています。例えばINTEGRITYの「R」はRESPECTの略で、「私たちは、企業倫理に反する行為は絶対に行いません。」という意味を持っています。詳細はこちらをご覧ください。
 
https://www.advantest.com/ja/about/the-advantest-way.html
 
 

図2:RESPECT 私たちの信条

INTEGRITY(インテグリティー)はアドバンテストの社内通報システム「ヘルプライン」にも活用されています。アドバンテストの吉田芳明CEOは、「ヘルプライン」の冒頭で、「業務で「これは正しいことなのか?」と、もし感じたらそのままにせず、周囲に相談したり、ヘルプラインを通じて相談したり、ぜひ声を上げてほしいと思います。」と述べています。
 


図3:吉田芳明CEOから従業員へメッセージ(ヘルプライン冒頭)

 【これはINTEGRITY (インテグリティー)として正しいことなのか?】
 
 アドバンテストで働く従業員は常にINTEGRITY(インテグリティー)に従って行動することが求められます。役職に関係ありません。私も例外ではありません。「アドバンテストは、あらゆる不正や企業倫理違反を許さず」という吉田芳明CEOの言葉に感銘を受け、「一緒に、”INTEGRITY”を体現するアドバンテストをつくり上げて」いきたいと思っています。
 その最初の行動として、同僚と上司が頻繁に行っていたサービス残業について団体交渉(23.8.29 18:00 ~ online実施)を通じて問い合わせてみました。アドバンテストでは人事部が社員全員に通達していますが、サービス残業は明確な違法行為と考えています。
 
 

図4:サービス残業に対する考え(アドバンテスト人事部より)

 団体交渉では、最初にINTEGRITY (インテグリティー)ヘルプライン吉田芳明CEOのお言葉について共有し、次に「管理職と同僚(平社員)たちが約半年で数100件以上の持ち帰りサービス残業をしている」事実と検証方法(件数の妥当性)をお伝えました。そして、管理職と同僚(平社員)たちがサービス残業を行った具体的な例を数100件の中から抜粋して共有しました。
 


図5:「開発スピードをUpさせる目的」で行われた深夜のサービス残業同僚がサービス残業を行い管理職がさらに指示を出す日常的な光景

 すると会社は耳を疑う回答をしてきたのです。


図6:サービス残業に対するアドバンテストの回答

 私は、もういちど丁寧に、アドバンテストがサービス残業を「明確な違法行為」に位置付けていることや、INTEGRITY (インテグリティー)として「企業倫理違反を許さない」と位置付けていることを説明しました。
 
 会社の話をよくよく理解すると、どうやら図5のように日常的に多数のメールが自宅から送られているにもかかわらず、アドバンテストはこれが会社の指揮命令下で行われているのかどうか不明だから、サービス残業かどうかはわからないというのです。
 
100件も長期間にわたってサービス残業が恒常化しているのですから、これが会社の指揮命令下で行われていたことは、明らかです。しかも会社はこうしたメールがあることを知っていながら、メールを送っていた本人が「少しだけしか持ち帰りのメールはなかった」という証言だけを信じ込み、それ以上「調査する必要がない」と判断していたそうです。
 
具体的な調査方法についても丁寧に説明しましたが、会社によると「把握する必要がない」、「調査する必要がない」そうです。最終的には調査の必要性を組合が何度も説得し、一定の調査を行うことを約束させました。
 
社員に約束していることと現実が違いすぎて理解が追いつきませんでした。
 
【強化されるINTEGRITY (インテグリティー)】
 
 アドバンテストは来年創立70周年を迎えるにあたり、INTEGRITY (インテグリティー)マスコットキャラクターを社員に募集するなど盛り上がりを見せています。しかし、内実が伴わないままで強化されては困ります。そのため、指針にしたがい次の活動をしていきます。
 
1.表面的に約束されていることと現実の差異を明らかにする。
2.現実の差異を、約束された本来のINTEGRITYに近づける活動を継続する。
 


図7:アドバンテストの指針

よろしくお願いいたします。
アドバンテスト社員
 
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