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正則学園における理事長による教職員への早朝挨拶「強要」の根拠②

学校法人正則学園は、理事長が「教職員に対する早朝挨拶の強要をしている事実はありません」(http://www.seisokugakuen.ac.jp/sg_info/)とホームページや報道機関への取材で述べていますが、これは以下の通り事実に反します。

正則学園では、専任教諭全員が朝6時半頃には出勤し、理事長室前に列をなして理事長に挨拶をするとともに、神棚に参拝するという「儀式」が30年以上にわたり続いてきました。始業時刻である8時の1時間半前に全員が自由意思で出勤し挨拶をするということは常識的にみて考えられません。

今回は、それを証明するやり取りを紹介します。

1つ目は、過去のある組合員と管理職とのやりとりです。

2つ目は、今年1月7日の学園への申し入れの際の、事務局長(理事長の息子)とのやり取りです。

学園の管理職や事務局長が以下のような証言をしているのですから、理事長への早朝挨拶が「強制」であることは言い逃れのできない事実です。

学園として改めるべきところは素直に認め、速やかに改善するよう、再度私たちは求めます。


1、過去のある組合員と管理職とのやりとり

組合員:(理事長への早朝挨拶は)業務命令じゃないんですね?

管理職:だからそうすると、(それを)理事長先生にいうと「じゃあ顧問外せ」とそういうような話になるんだよ。

組合員:なるほど。そういうこと言うんだったら顧問外せと。

管理職:そういう心配が俺にはあるから、、。


2、申し入れ時の事務局長とのやり取り

組合:私たちは実質6時半頃に皆さん出勤してますよね。で、先程、理事長に確認したら、「お前らが好きで出勤してるんだ」っていうことを言ってましたけど、これはそんなことはないですよね。出勤させられてますよね。これ認識はどうですか?

局長:自分もそう思います。

組合:これは、労働時間ですよね。

局長:はい。

私たちは、理事長ら経営陣が、①早朝挨拶儀式の強要を認めること、②速やかに早朝挨拶儀式を廃止し教職員全体にその旨を周知することを求めています。

この二つの要求が実現するまでの間、理事長への早朝挨拶儀式のストライキを続ける予定です。

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