#非正規春闘 Amazonストライキ後の結果報告、賃上げ実現! ただし目標の10%には届かず。

Amazonに対してストライキをしていたその後の報告となる。
結果として、約4%の賃上げ(1150→1200円)となった。

ただしこれは目標の10%には達しておらず、私が所属する派遣会社・マスタッフだけのことかもしれない。
ともかく派遣会社からは時給が上がるという趣旨のメールが来た。
では以下に今までのことを書いていく。

・非正規春闘の報道を見て相談した

まずは今回のストライキの経緯から端的に話す。
今回の非正規春闘は以下の記事を見て参加した。

どういう経緯で記事を見たのかは忘れたが、上の記事を見て連絡したのは確かだ。
交渉を決意した理由については以前の記事で書いているので省略する。
そしてユニオンに加入し、amazon、amazonの倉庫業務を請け負う日本通運、所属する派遣会社に団体交渉の申し入れをした。

・それぞれの回答内容、派遣会社マスタッフの団体交渉の内容

amazonからの回答は自社に所属する社員でないため、団体交渉には応じられないというもの。
日本通運はしばらく無視を続けた後に、ようやくamazonと同じような回答が来た。
派遣会社マスタッフは自社に所属する社員からの申し入れは受けなければならないため、団体交渉の実施が決まった。

そして派遣会社との交渉の内容はこれも前回の記事にあるので省略するが、大まかにいうとこちらからすれば、何もしてないと思える状態だったので、amazonや日通に対して交渉を行うことを約束させ、賃上げが実施できない理由があるのなら、データを用いて示せというものだった。

・派遣会社マスタッフからの後日の書面の回答

そして後日、賃上げはできないと書面で回答が来た。

・1週間のストライキ

労働組合の要求に誠実に向き合わず、賃上げを拒否する会社への抗議と、賃上げを実現するため闘い続けるという強い意志を示すため、3月13日から17日にかけて、1週間のストライキを行った。

・その後

その後4月25日に、マスタッフからAmazon京田辺に派遣されている労働者全員に対し、賃上げを行うという連絡が来た。

・今回の賃上げについて

その内容は、amazonと日通の協議の結果、物価高騰を考慮し、時給を50円(1150→1200円)引き上げるというものだった。
文面からは、amazonで働く派遣労働者全体なのか、日通が請け負っているamazon倉庫で働く派遣労働者に限られるのか、私が所属する派遣会社マスタッフだけなのか、明確には判断できない。

・やってみての感想

結果的に賃上げにはつながったものの、まだ要求には程遠いと感じる。
とはいえ、その他の春闘の結果然り、個人的には思ったよりも結果は出ているという印象だ。
行動すれば必ず結果が伴うわけではないが、それでも今回やってみてよかったと今では思う。

・amazonで働く派遣労働者やアルバイトの方へ

総合サポートユニオンは、引き続き、amazonで働く派遣労働者やアルバイトの方の賃上げや労災の相談を受け付けている。賃上げをしたい方、職場で怪我した方などは、是非相談してほしい。

相談窓口について

私たちはamazonをはじめ、非正規雇用で働いている方からのご相談をお受けしています。相談は無料、秘密は厳守します。お気軽にご相談ください。

電話相談
TEL:03-6804-7650(平日17~21時/日祝13~17時 水曜・土曜休み)

メール
ユニオンサイト内の相談フォームを入力して送信してください。

LINE相談
総合サポートユニオンの公式LINEアカウントに友だち登録をして、相談内容をお送りください。
ID: @437ftuvn

ご支援のお願い

私たち運営費の大部分は寄付で成り立っていますが、費用の不足が私たち総合サポートユニオンの課題となっています。総合サポートユニオンの活動に賛同し、寄付をいただける方は、noteのサポートや、下記の振込先をご利用ください。

[みずほ銀行での振り込み]
みずほ銀行 北沢支店
普通預金 3024622
口座名義 総合サポートユニオン
[ゆうちょ銀行での振り込み]
(a)郵便局で振込用紙を使って納入する場合
  郵便振替口座:00150-8-765273 口座名義:総合サポートユニオン
(b)銀行などから振り込む場合
  ゆうちょ銀行 預金種目:当座預金 店名:〇一九店(ゼロイチキユウ店) 口座番号 0765273
※通信欄または振込者氏名欄に寄付である旨を記載いただけますようお願いいたします。

総合サポートユニオンの活動を応援してくれる方は、少額でもサポートをしていただけると大変励みになります。いただいたサポートは全額、ブラック企業を是正するための活動をはじめ、「普通に暮らせる社会」を実現するための取り組みに活用させていただきます。