【埼玉女子短期大学】雇い止め・未払い賃金・パワハラに誠実に対応してください!

現在、埼玉女子短期大学に対して、雇い止め・未払い賃金・パワハラの問題をめぐって団体交渉をしています。

非常勤講師(1年契約の非正規雇用)のAさんは、今年3月末での雇い止めを通告されています。

当初学校側から雇い止めの理由を「コロナで財政が苦しい」と言われましたが、実際に団体交渉での学校側の雇い止め理由は異なるもので、とても不誠実な対応でした。

表向きは担当科目再編等が理由でしたが、Aさんはその科目の専任教員からパワハラ的嫌がらせを受けており、それが本当の雇い止め理由だと私たちは考えています。Aさんは学校側へパワハラ について相談をしており学校側はそのことを知っていながら、団体交渉では訴えの内容を精査もせず、事実関係の確認のための当事者同士の話し合いにも応じないという対応をしてきています。

その専任教諭は、一般公開のYouTubeの他人の講義を使い、丸投げのオンライン授業をしていましたが学校側は気づかず、結局父兄からクレームが来るなど問題を起こしています。

その一方で、Aさんに対しては、3年間発展的に続けて来た授業にそれまで一度の指導も相談も学校側からありませんでしたが、パワハラの件を学校へ相談した途端、勤務評価が悪いなどの理由で突然雇い止めされ、勤務評価の内容も具体的に明らかにしないというのは到底納得ができません。

また、コロナウイルス対策で、対面授業とオンライン授業の両方をAさんにさせながら、労力は2倍になっているのにもかかわらず、給料は授業一回分しか払わないというのもおかしなことです。

その他、雇い止めが決まっているAさんへ、学校は来年度の学生募集の為のオープンキャンパスを担当させました。このような行為は、Aさんの心情を蔑ろにする行為ですし、Aさんの授業を期待して入学する生徒を裏切ることになります。

このように非常勤講師の労働を軽く見て「使い捨て」にし、その後の対応にも誠実さがないこのような学校が、学生募集だけに専念している状況を見ると、高い授業料を払って入学する学生が気の毒でなりません。

学生の事を思い、授業の質の向上に3年間努力してきたAさんに対して、学校は誠意ある対応をすべきです。

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