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ブラック企業ユニオン

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ブラック企業ユニオンの活動をまとめたマガジンです。
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2019年7月の記事一覧

SHIBUYA109筆頭オーナーの会社「国松商事」運営の飲食店従業員が組合に加入、団体交渉を申入れました

 このたび、国松商事株式会社(本社:渋谷区、代表取締役社長:恩田昌彦氏)が運営する飲食店の従業員4名がブラック企業ユニオンに加入し、会社へ団体交渉を申し入れました。  国松商事は、SHIBUYA109筆頭オーナーの会社であり、不動産業および、「マ・メゾン」という名前で複数の飲食店を展開している会社です。楽天モバイルが入っている、「マ・メゾンしぶや公園通りビル」のオーナーでもあります。  同社が運営する飲食店は、芸能人が訪れたりテレビや雑誌取材も数多く受けている人気店です。

【ヤマト運輸】「ヤマト運輸だけの問題ではない」 裁判初回期日で組合員が意見陳述をしました!

これまで、ブラック企業ユニオンではヤマト運輸と団体交渉をしてきましたが、会社は不誠実な対応を続けてきていたため、私たちは今年5月、変形労働時間制の無効、残業代不払いを求め、大阪地方裁判所へ提訴をしました。 その裁判の初回期日が本日、大阪地方裁判所であり、原告であるAさんが今回の裁判にかける思いを意見陳述しました。 裁判の概要については、提訴記者会見をし、多くのメディアに報道されましたので、以下をご覧ください。 運輸業やサービス業等を中心に変形労働時間制の悪用による過重労

芸能事務所のマネージャーの事件で、上司から指示を受ける入社3年以内の裁量労働制を撤廃、過去の「定額働かせ放題」についても金銭解決しました!

芸能事務所で勤務していた20代のアシスタントマネージャーのAさんが、ブラック企業ユニオン(裁量労働制ユニオン)に加盟して、同社と団体交渉を行っていた事件が無事解決したので、ご報告します。 ■裁量労働制で月200時間の長時間労働 元従業員のAさんは、入社1年目からアーティストのアシスタントマネージャーとして勤務しており、専門業務型裁量労働制を適用されていました。その後は物販担当に異動になりましたが、専門業務型裁量労働制を適用できる対象業務の「デザイン業務」に当てはまるとして

【大手家事代行サービス運営会社】セクハラで団体交渉中。会社は、問題未解決にもかかわらず被害者に出勤要請

■「女性が働きやすい職場」で起きた執拗なセクハラブラック企業ユニオンでは、大手家事代行サービス運営会社における、従業員Aさんに対するセクシャルハラスメント問題の解決を求めて、同社と団体交渉中です。 掃除や料理などの家事代行サービス業界が急成長する中、業界大手の同社は、「女性が働きやすい職場」を謳っています。Aさんもそこに惹かれ入社を決めたのですが、職場で執拗なセクハラ被害に遭ってしまいました。 Aさんが受けたセクハラは、直属の上司から、何度も交際や肉体関係を求められ、猥談