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「Terminal/リュックと添い寝ごはん」が春に似合いすぎてる

始まりの季節、春ですね。

新生活のお供に「Terminal/リュックと添い寝ごはん」が似合いすぎてました。

「良いアルバム」すぎる!

サブスクの台頭で、音楽に気軽にアクセスできるようになりましたね。
それ自体は嬉しいことですが、曲単位での楽しみ方が主になって、アルバムに目を向けるとこが少なくなったのは寂しい気もします。

実際、最近のアーティストは直近一年くらいのシングルのパッケージのようなEPを出し、いわゆる"アルバム曲"がほとんど無い人もいます。

その点、「Terminal」はアルバムとしての完成度がとても高い!
特に、以下の3点がすごい!

1. 1曲目が上手い!

良いアルバムは1曲目にこだわっていると思います。代表的なのは、ビートルズの「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」でしょうか。

同名の1曲目で、アルバムのコンセプト(Sgt. Pepper's 、、、という架空のバンドによるパフォーマンスという設定)をバッチリ伝えています。

「Terminal」もまさに、アルバムのコンセプトを完璧に伝える1曲目を持っています。その名も「Attention」。
モールス信号とノイズ混じりの通信から始まり、空港で聴くチャイムを思わせるフレーズと共に流れるのは、離陸前のアナウンス。

皆様の世知辛い日常は、
上の棚や、前の座席の下などにお入れください。

このキャッチーな1分半で、ガッチリ心を掴まれました。これから始まる体験にワクワクが止まりません。

2. コンセプトが上手い!

全11曲、バラエティに富む一方で、全てが共通したコンセプトを持っているように感じました。
私なりにそれは、

終わらない日常に寄り添う歌

と感じます。
日常に目を向けた曲はたくさんありますが、このアルバムはその中でも、良い時も悪い時も日常は続くということを強調しています。

きっとこれからの日々は長い
「恋をして/リュックと添い寝ごはん」

全ての曲が一つの方向を向いているからこそ、何度も何度も聴いて、その度に力をくれるような、芯のあるアルバムになっています。

3. 曲が強い!

もちろん一つ一つの曲の完成度も高いですが、中でも白眉は「long good-bye」でしょう。

JRのスマートEXのCMにも採用されているので、聴いたことがある人も多いと思います。

簡単に言えば別れの曲です。ただ、これをここで解説するのはあまりにもおこがましいです。それだけ稀有な曲なので、とにかく聴いてください。

リュックと添い寝ごはん、恐るべし

全メンバーが2000〜2002年生まれらしいです。
これからさらに成長を続けるであろうリュックと添い寝ごはんに期待が止まりません。


個人的な話

これが初めての投稿です。毎日はハードルが高いので2、3日に1回やります。好きなものの良さを誰かに伝えるスキルを磨くのが目的です。

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