見出し画像

グソクムズのベースがとんでもないことになっている

お疲れ様です。

グソクムズのベースがとんでもないことになっていたので、取り急ぎご報告させていただきます。



グソクムズ、ベースが進化しすぎてしまう

何があった???


今の状況としては、4/3にリリースされたばかりの「ハロー!グッドモーニング!」を電車で聴いておりましたところ、ベースがとんでもなかったので、急いでこの記事を書いています。

リサーチなどは全然出来ていませんので、推測で話してしまうのはご了承ください。


まず2曲目、「ユメのはじまり。」について、
頭から「良いなぁ」と思いながらリラックスして聴いていたら、

この2曲目で体に電気が走りました。
なんだこのベースは?!?!


ベースのメロディが、リズムが、これでもかというくらい自由に飛び回っています。

こんなに楽しいベースを聴けるバンドだったのか?知らなかった僕は、完全に損していました。


溢れ出す、"ジェマーソン"イズム

すごいすごいというだけではざっくりしすぎてるので、具体的な話をします。


僕は、上の曲の鑑賞中に何度も「ジェマーソンっぽい!」と思いました。

ジェームス・ジェマーソンは、
アメリカの超レジェンドベーシストです。
モータウン所属のマービンゲイ、スティービーワンダーらとの仕事が有名ですね。

大きな影響力を持つローリングストーン誌の
The 50 Greatest Bassists of All Time
(史上最高のベーシスト50選)で、1位に選ばれています。

世界で一番上手いベーシスト、と言っても異論は少ないでしょう。

ジェマーソンのプレイスタイルがよくわかる曲として、
フォー・トップスの「Reach Out, I’ll Be There」を是非お聞きください。

下のリンクの一曲目です。
ベースに耳を澄ませて!


いかがでしょうか?

ベースの躍動感を感じてもらえたと思います。


さらに、ある程度のパターンが存在することに気づいたかもしれません。

それは、小節の前半はシンプルに、後半はダイナミックに、ということです。

前半は、四分音符二つだけ。
べーん、ベーん、みたいな。

後半は、オクターブレベルのアップダウン。
べ↓べべん↑べん↑べん↓べ↑べ↓、みたいな。

、、、わかります?


実は、ジェマーソンが担当した曲では、よくこのパターンが何度も登場します。
ジェマーソン節、と言った感じでしょうか。


そして、「ユメのはじまり。」の曲中のベースにも、このパターンがいっぱいあります!

ぜひ聴き比べてみてください。
「確かに似てるかも」と思うはずです。


他にも、っぽい要素はいろいろあります。

例えば、次のコードに向けて階段状にアプローチするところ。

次の小節がドから始まるなら、
レ、ド♯、ド、みたいに。


言語化できないけど、っぽいな〜と思うところも多いです。

特に、「ユメのはじまり。」の57秒付近、
「シャツが」と歌った直後のベースが、めっちゃぽいです。
特にマービンゲイとの仕事っぽいです。
すいません、理由は無いです。


模倣にならないオリジナリティ


ここまで、似てる似てると言ってきましたが、
もちろん、模倣にはなっていません

聴いたことのないベース、オリジナリティ溢れるベースに仕上がっていると思います。


特に、滑らかな歌うようなベースが印象的でした。

2分40秒から始まるフレーズに顕著ですが、
曲全体を通して、キレがある中でもどこかレイドバックした、和やかな雰囲気が素晴らしいと思います。


今後もグソクムズから目が離せない!

進化が止まらないグソクムズ。

今回は特定の曲の、しかもベースだけという限定的な話でしたが、
いろんな角度から楽しめる多面的なアルバムに仕上がっていると思います。



謝辞

見出し画像は、グソクムズのオフィシャルサイト(https://www.gusokumuzu.com/profile)から引用させていただきました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?