ひとりLinux勉強会 #2:使いこなせると一人前のコマンドまとめ

0.はじめに

Linuxはコマンドやシェルスクリプトを駆使してナンボの世界。
ファイルを探したり、書き換えたり、消したり・・・WindowsのようなGUI機能があれば良いが、サーバには無駄なリソースを使うだけで普通はコマンドで操作する。また、知ってると、画面でポチポチ操作するより圧倒的に効率が良いことがたくさんある。
そこで、使いこなせると一人前だろうと考えるコマンドをまとめておく。
自分のために。。

1.sed

文字を置換するためのコマンド。使い方は以下の通り。

sed ’s/<置換対象の文字>/<置換する文字>’ <ファイル名>

ただし、これだと最初に見つかった文字しか変換されない。
全部置換したい場合は、

sed ’s/<置換対象の文字>/<置換する文字>/g’ <ファイル名>

とする。
他にも、<置換する文字>のところで「&」を使うことで、<置換対象の文字>として再利用できる。また、正規表現を使う事ができる。正規表現は後ほど。

2.grep

合致する文字を検索するコマンド。基本形は以下。

grep [オプション] 文字列 ファイル名

文字列には、sed同様、正規表現を使用して検索することができる。
オプションを色々と指定することで、便利な使い方が可能になる。
例えば、-rオプションでディレクトリ内を検索対象にしてくれたり、-iオプションで大文字と小文字を区別せずに検索したり、-vオプションで一致しないものを抽出したり、、、といった具合だ。

3.awk

awkはgrep同様、文字を検索するコマンドだが、検索対象の表現をプログラムチックに書け、複雑な条件での検索が可能となる。以下は書き方の例。

# 単純に正規表現を使って検索する場合
awk ‘/<正規表現>/‘

#5までの数字のうち、2で割って余りが0の数字(つまり偶数)を検索
seq 5 | awk ‘$1%2==0#5までの数字のうち、2で割って余りが0の数字(つまり偶数)を検索し、「2 偶数」といった具合に表示
seq 5 | awk ‘$1%2==0{printf(“%s 偶数 ¥n”,$1)}’

他にもBEGIN、ENDを用いて処理する前後で何らかの命令を与えられたりもできたりと万能である。
そのため、説明しきれないので、一旦、ここまでとする。
awkコマンドについては、別途、記事にしようかな・・・。

4.正規表現

コマンドではないが、文字をあいまい検索したい場合などに用いられる。
以下、参考文献。

https://webjournal.jtf.jp/wp-content/uploads/2023/06/2cb90294601f449eeefbfdca800c0ae6.pdf

5.まとめ

Linuxを操作するにあたり、使いこなせると一人前と考えるコマンドをまとめてみた。ここには記載出来なかったオプションもあるので、ぜひ、manコマンドか、-hオプションで確認してみると良い。
自分も使う際は、Google先生に聞きながらコマンドを叩いているので、効率が良いのやら悪いやら。。
スラスラっと出てくるようになりたいものだ。。

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