Nemesis

ヒツジが夢に落ちる頃
鐘の音も遠くで　消えてゆく
水面の内側　おつきさま
真っ逆さまに写身照らす

おちるおちる
眩しいそらへ
うかぶうかぶ
真っ暗なまちで

表紙の裏の真っ白な頁
クレヨンで描く　お話の続き
リボンでとじて　目を閉じたなら
あなたの傍でまた夢を見ましょう
Trugpilz 幻惑の夢

ヒツジが寝返りうつ頃
鐘の音はまたねって　送り出す
鏡の内側　眠りにつく
明日へと祈る昨日の轍

おちるおちる
優しいよるに
うかぶうかぶ
角砂糖のうみへ

カバーのうしろ真っ黒な目次
銀筆でなぞる　お話の続き
リボン外して　頭につけて
あなたの傍でまた夢を願おう
Trugpilz 白昼の夢

おちる　おちる
うかぶ　うかぶ

ヒツジが月と離れる頃
鐘の音は静かに　眠りゆく
噴水の外側　魔法に満ちて
｢つづきから｣でまたあそびましょう

Trugpilz しあわせなまち

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なんかワルツっぽい歌詞書きたいぞ！！と思い、「ワルツっぽいやつ」とだけメモ帳に記してあったものをちゃんと形にしました。

【Trugpilz】と書いて「トゥルークピルト」と読みます。
魔法がある人たちと、魔法のない人たちが寄り添って、ゆるっと生きている街の名前で、中央に大きな噴水と北に大きな時計台があります。

噴水からは魔法が溢れていて、街はいつもキラキラとしたものが舞っている、夢の街です。