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ミッサマ二週目まとめ。


*ネタバレはもちろんある
*独自解釈
*オタク感想
*泣いた



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そんなわけで見てきました二週目。
パンフ売り切れてたの知らなかった。

二週目の主な目的
・ペレ(最推し)の動向を始めから確認しておく
・メモ取り忘れ箇所を確認する
・ツイッターで流れてきた、ダニーがグッドトリップしてる時の「山の背景にいる妹」を確認する
・その他、細かいところを確認する

という目的を自分内で定めて行きました。
その結果が以下です。


①ペレについて

すき・・・・・・・・・・・・・・(推しを見た時の顔)
忘れてたけど、冒頭で「スウェーデン女でも孕ましちまえ」みたいなこと言ってて、えっっっペレってそんなこと言ってたっけ???????
ってなったけど、このふわっとした中にある粗野加減は最高ですね。
ダニーと会ってからは、ずっとダニーのこと心配そうに見てて、それが途中からふわっと優しくなった(飛行機のシーンのあとくらい?バッドのあとかな?)ように思えたのがまた、とても良かった。
ダニーの事を柔らかく思いやって、彼女がとにかく良い方向に向くようにこっそり支援してたのがいい。
私はこの二人さえ幸せになってくれれば、どういう形でもいい。
でも、この二人はきっと付き合ったとしても、やがて別れて家族に戻るんだろうなーって気がした。

でも、それとは別の話で。
ペレ、徐々に服を民族衣装に着替えていくんですけど、そうするとどんどんホルガの人になっていくんですよね。
アメリカの友人に同調している違和感のない人から、友人すら差し出し、それが良き行いだと信じるホルガの民に。
その、内面の曇りなき信仰心がとても素敵で、好きで、狂気じみていて、推しだなぁ・・・・・・・と強く思いました。



②ダニーについて

今回はダニーの目線でなるべく見よう!と決めて行きました。
すると、これ、メモ取り忘れにも入ってくるんですけど、冒頭のクリスチャンがいきなり凄く冷たく感じる。
クリスチャン、はーーーーーーーとか深くため息吐くし、仕方なさそうに愛してるよって言うし。
そもそも、双極性障害の人の症状を「ただ構ってほしいだけ」なんて自己分析で話してしまうのも、寄り添ってるとは言えない。
別にクリスチャンが悪いわけじゃない。でも、ダニーの事も妹の話も聞きたくない、支えられない、寄り添えられないなら、やっぱりそれは別れるのが一番お互いにとっての得策だったんじゃないだろうか。
で、ダニーの家の絵だけど、やっぱりくまに王冠を被った少女が鼻をくっつけている感じ。
これはマヤとダニーのどちらを暗示してるんだろうな。
それ以外だと、子供たちにまとわりつかれる裸体の女性と、月・・・円の絵?これらにも意味はあるのかなぁ。

ダニー自身の話で言えば、ずっと泣くときは人目を避けて独りで声を押し殺して泣いていて。
ストレスとか、いろいろな面からの鬱やパニックがあったとして、それを隠して押し殺してって出来るのは、強い人でないとできないわけで。
ダニーはすごくすごく頑張って耐えた人だから、ホルガという自分を開放できる"居場所"を見つけられて、本当に良かったと思う。

さらに、グッドトリップしたとき、クリスチャンと妹を置き去りに出来たのは、それこそトラウマや不安からの脱却だったのかなと。
(妹、無事に確認できた。あんなにハッキリ映ってると思わなくて息を呑んでしまった・・・)
そこからのエンディングの結論は、勇気のいる選択だったと思うけど、ダニーにとっては最良の決断だったと思う。
個人的解釈として、最後の笑顔は燃える全てを見てすっきり・・・もそうだけど、その前に映し出されたホルガの人々を見て、自分が輪の中にいることの、新たな居場所への安堵と幸福感だったんじゃないかな。


③細かいところ

・冒頭でダニーの名前読んでたのはマークだったから、優しいクリスチャンに嫌気がさしてた結果かな
・ガス心中でしたね!!!てか、一番初めのあの絵の左、冬のシーン、アレはちゃんと死神がダニーだけ切ってたり、母親の子宮と父親の陰茎から繋がった管が子どもたちのへその緒になって、更に輪になっているのがめちゃめちゃに細かいなーと思った

・マークが木に立ちションする直前辺りの会話の後ろ、木のヤギを割って埋めてるので、ちゃんとその日の儀式は進行してるんだなぁ
・ジョシュが居なくなったあとの朝食後、長老たちに詰め寄られるシーンで、左手後ろではちゃんとメイポールダンスの練習してるのがかわいい
・右手奥では、ちゃんとマヤがクリスチャン見つめてるのもかわいい
・というか、一目ぼれ以降マヤがことごとくクリスチャンのことを見てるのがかわいい

・背景の絵、中央奥には崖から落ちて、その後焼かれるシーンがもろに描かれてて笑った
・出入口付近ではクマの絵もあったり、クマの絵はシグとクリスチャンが会話するシーンの一つ前の部屋でも、燃やされるクマの絵があって、それをクリスチャンが見てるのはかなり皮肉だな・・・

・愚か者のマークはマンのルーンの逆になってたから「人間でもなきゃ知性もない愚か者」って感じかな?
・儀式前のクリスチャンの格好、左右に書かれてたのはティール正位置と、エオロー逆位置だったから、「男性性」とかそんな感じと、友情の逆・・・これは、ジョシュやダニーへの思慮が欠けている「人の事もっと考えな!」みたいな意味なの、かなぁー

このくらいかなぁ。
二回目のミッサマは気づきが多かったのと、粗方内容が頭に入ってるおかげで、全然字幕読まなくても良かったから色々見れた。
自然崇拝、怖いと思われてしまうのは、簡単に生贄とかが行われてしまったりしているからかなーと思うけど、クリスチャンも言ってた通り「老人を施設に入れる方がとんでもないこと」かも知れないのよね。
人は理解できないものに対して畏怖を示す。つまり、たまたま理解できず怖いって思う人が多かっただけで、同調はせずとも、互いの価値観を尊重しあっていれば、ダニーのように"家族"にならなくても、特に贄になる未来は訪れなかったのかな・・・とすら思ってしまう。
それでは映画にならないから仕方ないけど(笑)





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