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骨格が気になる

YouTubeを見ていたら「骨格◯◯の特徴と似合う服」みたいなのがおすすめに出てきた。最初はなんだ?と思っていたが、あまりにも同じようなおすすめが出てくるので「もうわかったよ!」ととりあえず一本だけ動画を見ることにした。

どうやら骨格にはおおまかに「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」というのがあるそうで(全く知らなかった)各々に似合う服やスタイルというのが違っているそうだ。ほうほう。で、これがなんでおすすめに出たの?という疑問はまだ消えない。しかしこれまでの人生で「あの人はあんなに似合っているのに、なぜ自分には似合わないのか?」というなんとなく持っていた疑問の答えにたどり着いたような気もしていた。

例えばオーバーサイズの洋服。ゆるく着ることで楽におしゃれに見え、今っぽいというのがその特徴。しかし僕はオーバーサイズの洋服がこれでもかというほど似合わない。鏡を見てイライラしてくるくらい。なんで?世の中の人はこんなにおしゃれに着こなしているのに。しかしこういった動画を見たことによって自分のオーバーサイズが似合わない理由がわかった気がした。それに骨格が影響しているなんて思いもしなかったけど。ワイドパンツとパーカーも。大きめのパーカーなんかを合わせた日には「プロレスラーですか?」と言わんばかりの迫力になってしまう。

僕は骨格で言うと「100%ストレート」である。動画には女性の話しか出てこないので、男がどうなのかはわからないが、強いて当てはめるなら1億%ストレートである。関節が目立たない。首が短い。太る時は上半身から。なにもかもが当たっている。生まれ変わるなら何を着ても似合うナチュラルがいいなぁと思う。

ということで「買ったけどいまいち似合わない」と思っている服を片っ端から処分することにした。定期的な断捨離でそれほどたくさんは持ってないのだけど、やっぱり残るのは形のきれいな服である。ゆるく着れる服はマジで決別。

これで今後は服を選ぶ時、モデルさんがゆったり着てるようなものは選ばなくて済む。すごく魅力的に映っても自分には似合わない。もう一生似合わない。骨格なんて変わんないんだからw

洋服なんだから好きに着ればいいじゃん!と思う。でも思えない。イライラする。だからきっと買わない。買えない。くだらねえことで悩んでんな!という自分の小ささを痛感するとともに割り切った気持ちも強くなってくる。まだまだ自分の好きなものというのはフワッとしてるなと思う。まだ知らないだけなのかもしれない。欲を出しすぎなのかもしれない。

きっとこの違和感というのは「痩せたからきっと似合う」というものでもない。生まれ持ったものだから、先ほども述べた通り一生変わらない。

変えられないものに思いを馳せても仕方がない。

「骨格ガチャ」という言葉がどこかで生まれてそう。

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