今週観たアニメで面白かったもの三選の感想(notリアタイ)

・ガールズバンドクライ3話
全然勉強が進まず、音楽アプリで作曲し続けてしまうニナちゃん。
これじゃ駄目だと突っぱねに行くも、自分の欲求に勝てずバンド活動の話を続けてしまう。一方、話の流れでバンドやめた方がいいかと問うすばるちゃんは、実は芸能一家でそれに対する反抗心からバンド活動を始めていた。
そんな二人に気前よく食事を奢ったり架け橋になるモモカさんは、元の仲間たちのことを気にしないようにしていたり、自分を若干顧みないところがある。
組んだばかりのスリーピースバンドでありながら、全員が強い芯を持ちつつも周りを見て気を遣いあっているこの関係性が、よく動く3Dアニメーションと噛み合っていてすっごく心地良い。3話のラスト、どうせ拒むなら全力で!とすごい衣装を着せられたニナちゃんが、人前だっていうのにかなり内情を語るモモカさんのmcに釣られ叫びながら出てきて、とんでもない歌唱力を披露してライブは成功する。
このやりたい放題さが、私好みでしょうがない。私は岡田麿里さんの脚本をはじめ、登場人物がはっちゃけていればいるほど好きなタイプなので。花田先生やってくれるぜ。
今期のガールズバンドものとしても、3DCGアニメとしてもとかく出来はいい方だと思うんですが、どれが好きかで人の好みが出そうっすね。

・忘却バッテリー6話
EDに入った時、体感時間が短すぎてぞくりとした。
演出も作画も一級品なんだけど、このアニメに関しては脚本の横手美智子さんの
ギャグとシリアスのバランスが光りまくっている感じ。
原作既読なんですが、とんでもないテンポの原作のギャグを活かしつつも
シリアスに入った瞬間の温度差のコントロールがすごく上手い。
葵ちゃんが走り続けて喧嘩に明け暮れても、タバコは吸わない未練がましさとか
姉妹二人が本当に優しく見守ってくれていたところとか
金属バットで殴られてキレて、結局ボコボコにされてもラーメンのことを気にする虚勢の張り方とか、それらをカットせずに画面と阿座上さんの声に託して、
最後に二人を見つけた時のあの金網の握り方と震える声に集束させる空気作り。
あれは少しでもシナリオの取捨選択が下手だったらあそこまでのカタルシスを生まなかったはず。
間違いなく今年のベスト話数に食い込む話数でした。
原作以上の面白さだったと思います。

・ウィンドブレイカー7話
原作既読。私はこの話が好きすぎて、
頼むから腐女子向けのサービスや余計な演出をしないでくれ何故ならその方が十亀条に狂う女が増えるからだ私は十亀条に狂う女が見たくてたまらない!!!!!
とエックスで暴れてた話数なんですが、いや〜ほんと
円盤買おうかな……。
4話くらいまでの過剰な腐向けアピールが嘘のようにシシトウレン戦になってからの演出が上手い。アクションも止め絵で決めることも出来るのに敢えて動かしていて、流麗なキャラデザと撮影が相まって迫力や凄みの描写がえげつない事になっている。7話は本当にそこが神っていた。下駄で腹を蹴られる痛みの描写、太陽に焦がれていく十亀と狂っていく丁子の光の描写、雨で太陽が見えなくなったもとでの苦渋の誓いの描き方、皮を剥ぐシーン、試合再開後のユラユラ感。全てが原作のアニメ化で、そこに余計なサービスはなかった。いや、あったかもしれないが、「梅原裕一郎の十亀条」が解釈一致すぎて全てを飲み込んでいた。あれもっと媚びた喋り方しろって言われてそうなんだよね……でも、あのダルさが十亀条なんだよなあ……。
そして何より、アクションと心情描写両方必要な回でコンテに三浦貴博さんを呼んできてくれるありがたみ。染みるわあ。

毎日更新はモチベ切れて無理そうだけど特別良かったアニメのメモとか日常の話をちょくちょく書く事にしました。この3話は特別良かった!あと今週は黒執事5話とバーテンダー5話がかなり良かったですね。バーテンダー5話はちょっと泣いちゃった。地味なんだけどすごくいいアニメなので見てない方にはおすすめのアニメです。お酒が飲みたくなるから大人向けだけどネ!それではまた〜

キミもあわれな瑳神わびすけに恵みの手を差し伸べよう!