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#2 ホストの教育の話

本日もソガさんにお会いしたのでノートを綴ります。自分ルール。

※ソガさんは弊社の広報

【教育】


全てはこれに依存していると言ってもいいですよね。

当然我々ホスト業界にも教育は存在します。

一昔前のホスト業界において“教育”に力を入れる組織は多くはありませんでした。

どちらかというと新人ホストは先輩ホストを「見て学ぶ」、何かあったら非公式の場で質問する、といった環境でした。バックヤードとか営業後とか。

そんな中、僕たちSmappa!groupが教育に力を入れ出したのは比較的早かったかもしれません。

グループが誕生して20年ですが、3年目あたりから手塚マキ(弊社会長)発信で、外部の方を招き、社会人として身につけるべき知識やスキルを学べる会が不定期で開催されていました。

参加者はマネージャーや役職がついているホストたち。所謂部下を持っている人間ですね。リーダーシップやマネジメントを学びました。

2005年には“夜鳥の界”というボランティア団体が立ち上がり、月1回歌舞伎町のゴミ拾い活動を行うようになりました。自分たちが働く街をキレイにする、自分たちがポイ捨てしなくなるように(当たり前ですが)という目的からです。

2010年からはソムリエ資格取得を目指し、ワインやシャンパンに関する知識をインプットするスクールが始まりました。ガチンコソムリエスクール。
現在までに20名以上のソムリエを輩出しました。

2020年、コロナ禍。ホストは数ヶ月店を閉めていたので、空いた時間を利用してさまざまなオンライン授業を開催しました。
サービスについて、正しい日本語の使い方について、税金について、イシューツリーを用いるロジカルシンキング研修や、ウクライナ情勢など時事的なテーマを扱った授業も数多く行われました。


…あれ?
おいおいまてまて。


肝心なことやってなくないか?


ホストのスキル教育はやってないのか?って?



…そうなんです。
ホストの実践教育や知る機会ってのを実はあまりやってこなかったんです。公式でね。
たまに役職プレイヤーが単発で講習するくらいで、しかもそれの管理すらちゃんとできていなかったんです。
昔ながらの、聞いてきてねー答えるから、のスタンスのままほったらかしにしていました。イチバンダイジナノニネ。


ということで2022年から僕がホストの教育を総括することになったのです。

現在行っている教育施策を紹介すると、

①各店舗オープン前の掃除をなくし(業者を入れた)、開店1時間前は必ず教育の時間を設ける。パッケージ化された技術研修やシャンパンコール練習などのサービスの質向上の時間です。

②毎月1回、役職者による講習会。実績あるホストに直接指導をもらえる、質問ができる時間。

③定期で、顧客に関する面談と顧客をセグメントしてアプローチを考える時間。

④月に2〜3回、新人ホストを対象とした研修。

これらを売上の変化、スタッフの離職率で検証する、といった具合です。

教育ってどこまでいってもゴール、完成がない。だから面白い。面白いと言ったら語弊があるけど、僕はゲームのような感覚です。何を取り入れたらどこが強くなった、その代わりここが弱くなってしまった、みたいな。パワプロのサクセスだ。

嬉しいことに9月は今年で1番の売上高。離職率も年始に比べると下がってきました。

プレイヤー時代は自分の売上が上がることに喜びを覚え、そればかりになっていましたが、今となっては若手の数字が上がることにかつて以上の喜びとやりがいを感じる神の領域に突入した次第です。

長々と書いてしまいましたが、今の僕のメインの仕事はこんな感じです。たまに現場出たり、撮影に同行なんてこともしています。全然お酒飲まなくなったからゲキヨワです。かつてトラのように酒を飲んでいたムサシくんはもういません。今の僕はハムスターレベルです。ある意味チャンスです(何が?)


今日も読んでくれてありがとうございました☺️

そして、スキいつもありがとうございます!

次回は何書こうかな。スマッパグループについて書こうかな。

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