創業ヒストリーepisode5〜やってやれんことはない〜
私は本当に不器用です。
技術レッスンも基本的に人より遅れがちで先輩に迷惑かけてばっかの1年目でした。
が、根っからの承認欲求の塊な私は誰かに認められることに飢えていました。
入社して早々、チラシ配るって仕事と外で歩いている人に声かけてスタイリングモニター(無料で髪巻いてあげて、あわよくばカットやカラーに繋げる)を連れてくる
っていう新人は全員しないといけない通過儀式みたいなのがありました。
当然。
誰もそんな仕事やりたがらないし、嫌いだし、裏ではみんな文句言ってたと思います。
私はたまたま同じ店舗にいた同期の中で1番早くスタイリングモニターを連れて行くことができて
その日だけはヒーローみたいな扱いを受けました。
承認欲求塊杉本の塊がうずうず気持ちよくなる案件です。
誰もやりたがらないから戦う相手は少ないし、
連れて行けば先輩からめっちゃ褒められるし、
数こなすから1日に何人も連れて行けるようになり
もっと褒められるし、天職かな?みたいな感じになっていたと思います。
美容師ちゃうやん状態です。
利他の心
誰かのために。仲間(スタッフ)のために。
そう言われ続け。それが明るい未来に繋がってると盲信し
自分の時間のほとんどを削って外からお客さん連れてきたり何か用事あれば手伝いに行ったりしてました。
20代前半は無限の体力があったし、ここにいていいみたいな所属意識がめちゃくちゃ強かったのです。
一緒に働いていたみんなも誰かのためにって動く人ばっかりだからめちゃくちゃリスペクトしてたしそんな先輩たちの中で揉まれてるのが気持ち良かったりもしました。
コンテストで優勝
冒頭で書いた通り、私は不器用です。
けど社内にはコンテストでバシバシ結果残してる先輩がいて、
その先輩の指導でコンテストで優勝しちゃう同期が出てきたり
自分も脚光を浴びたい!承認欲求塊杉本が大好きな状況です。
飛ぶ前に(詳しくはこちら)働いていた西宮北口のお店の店長がコンテストめちゃくちゃすごい人で、
その先輩に『次優勝さしたるから』って言ってもらい、
本当に優勝できたし、なんなら他の先輩が取れていなかったレベルの高いフォトコンも取れたりして
やっぱ、すげーーってなっていました。
自分が頑張って自分がとるんじゃなくて、
後輩のために頑張って後輩に結果出させるってかっこよくないですか?
そんな会社のスタッフの合言葉はやってやれんことはない
それを体現できたし、
本気で、今でも、やってやれんことはないって思ってます。
やってやれんことはないを本気でそう思えるようになったことが20代前半での何よりの収穫だったなって思っています。
なんだか長くなってきちゃいましたが、、
従業員として働いていて拭いきれなかった
あれ?これ、搾取されてね、、、
って気持ち。めっちゃありました。
オーナーに搾取されてね、、、
そんなお話。
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