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ロンドン市街で見た不思議な形

今回はロンドンの街で見た形の話です.
ロンドンに寄ったのは,7月16,17日の2日だけです.16日(月曜日)の昼にロンドン着.ブリティッシ・ライブラリーと大英博物館見学.あまり見学時間はありません.館内も非常に暑い.その後トラファルガーまで2階建てバスに乗る.16日はKings Crossに泊まる.
マルクスは大英博物館の読書室で毎日過ごしたそうだ.記録が残っている.

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地下鉄の通路のバイオリニスト.サウンドオブミュージックの演奏ですが,上手いので募金しました.上手い訳ですここで演奏できるのはオーデションに合格した人だけだそうです.私も下手なバイオリンを奏くので,この方に関心をもちました.なぜここで演奏しているのか質問したかった.伴奏もなくただ一人.バイオリンを演奏するには意外な場所でした.

■17日(火曜日)は,V&A(Victoria & Albert)Museum(今日も非常に暑い日であるが,5階は天井がガラスなのでまるで温室).その後,自然史博物館見学.東日本大震災のコーナーがありました.床が横揺れする地震の体験ができます.地震を体験したことがあるかを問うアンケートの投票ボタンがありましたが,この地の人の7割が地震の体験がないようです.

■さて,街を歩いていて面白い建物を見つけました.
黄金比だらけのペンローズタイリングや面白い多面体のオブジェです.
この建物はよくわかりませんがロンドン大学と関係ありそうです.
この多面体の形は,なかなか面白い.正5角形が12個と6角形(正ではない)が30個でできています.正12面体[正5角形が12面でできている]の正5角形の各面に厚みを持たせ(側面が台形で囲まれた「厚みのある正5角形の面」)正12面体を作り,側面の台形は隣の面の台形とつないで平面6角形になるようにします.なかなか美しく面白い多面体ですが,3つの6角形が出会う頂点があります.もし,6角形が正6角形なら3つ出会う頂点は平坦になってしまいますから,この図形の6角形は正6角形ではありません.3次元では実現できない立体です.

最後に掲載した写真は,ペンローズ・タイリングの装飾です.

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