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江戸指物
![](https://assets.st-note.com/img/1654774273144-QzgFX3OTjA.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1654774273097-P7ygn6IXZd.jpg?width=800)
この江戸指物は,次に示す部品を3個組み合わせて構成されています.
![](https://assets.st-note.com/img/1654774432102-dtXPr6l3GI.jpg)
従って,完成品のこの江戸指物は分解できるのですが,パズル*のような難しさがあり簡単には分解できません.よく考えられた設計で職人の知恵に感心します.
(注)パズルとクイズの違いについての「パズル懇話会」会長の小谷善行氏の言によれば,知識がなくても考えて解けるものがパズルだそうです.
最初の写真の完成品を手に取り色々引っ張ってみればわかりますが,簡単には分解方法がわかりません.
(ヒント)同じ部品が3つ組み合って完成されており,完成品には3回の対称性があります.従って,3回対称性を保ったまま引き抜くことで分解できます.
![](https://assets.st-note.com/img/1654774980282-AtLoMJmRgT.jpg?width=800)
私たちは,どうしても何か引き抜くときには2方向に引っ張ります.
3つの方向に均等に引き抜こうとはしないものです.この組木は,同時に3つの方向(3回対称を保って)に動かさないと分解ができません.
このような原理の組木は,他にも色々な変種があります.
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