承継と継承
事業承継
事業継承
という言葉があります。
「承」と「継」の順番が違うのですが、順番が違うということは意味が異なります。
あなたは、承継と継承、それぞれどのような意味だと思いますか?
事業承継と事業継承はどちらも「事業を受け継ぐ」という意味では同じです。
が・・・
「受け継ぐもの」が異なります。
ちなみに・・・
厳格な定めはないので、どちらを使っても間違いではありません。
公的に法律上や税制上では「事業承継」が用いられており、中小企業庁でも「事業承継」を使っています。
①承継
先代から「地位や精神、身分、仕事、事業」を受け継ぐ
→先代が守ってきた、目に見えない抽象的なもの・精神的な意味をもつものを受け継ぐ
=想いも受け継ぐ
②継承
先代から「義務や財産、権利」を受け継ぐ
→先代が所有していた、目に見える形あるもの・具体的なものを受け継ぐ
=物質的なものを受け継ぐ
承継って難しい
と素直に感じます。
想いはなかなか伝わりにくく、
どうしても形あるものに目が向きがち
だからです。
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