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【バンド紹介】『ALVVAYS』を知らないそこのあなた、損してますよ!

皆さまどうも。
海外のインディーズバンド大好きマン田吉だ。
皆さまは『ALVVAYS(オールウェイズ)』というバンドをご存知だろうか。
え?ご存知ない?それはあかんですよ、人生損してます。
今回はそんな損しちゃってる方のために私が愛してやまないバンド『ALVVAYS』を紹介していくぞ。

ALVVAYSとは

仲良さそう

カナダ・トロント出身のバンド。
シンガー・ソングライターのモリー・ランキンを中心に2011年に結成。
現在はモリー・ランキン(gt.vo)、アレック・オハンリー(gt)、ケリー・マクラーレン(key)、ブライアン・マーフィー(ba)、シェリダン・ライリー(dr)による5人構成である。
2014年に『ALVVAYS』でアルバムデビューし、2017年に2ndアルバム『Antisocialites』、2022年には3rdアルバム『Blue Rev』をリリース。
2018年11月には初来日公演を開催した。

まず普通の「ALWAYS」ではなく「ALVVAYS」ってとこが私は好きだ。
WをV2つにしよう!という発想がおもしろいし、なかなか思いつくもんでもない。
ちなみにこれは既にAlwaysという名称のバンドがソニーと契約署名していたからだそう。

ALVVAYSが最高である所以

とにかくALVVAYSは曲が良い。
ドリーミーで揺らぐようなサウンドに、vo.モリー・ランキンによる美しくキュートなメロディーを乗せた、甘酸っぱく切ない音楽だ。
大人な青春といった感じである。
ただ、ALVVAYSの楽曲はドリーミーでふわふわしているだけではなく、ギター、キーボード、ベース、ドラムがそれぞれしっかりと鳴らされており、バンドサウンドとして完成されている。
80'sっぽいサウンドだが決して古臭さを感じさせず、むしろ新しさすら感じる独自の音楽路線を展開している。

軸となるドリームポップに加え、ロック、ニューウェイブ、シューゲイザー、サーフロックなど、多種多様なジャンルが融合されており、音楽誌でジャングル・ポップと表現されることにも頷ける。
私が見に行った2018年の大阪公演では、vo.モリー・ランキンがパンクバンド『DAMED』のバンドTシャツを着ており、「この人たちパンクのルーツもあるのか…」と感動した記憶がある。
ただ、こんな文章だけでALVVAYSの音楽をイメージするのは非常に難しいため、とりあえずアルバムを1枚聴いてみて欲しい。
どのアルバムも曲ごとに違うコンセプトを感じられ、1曲1曲が短く全く飽きが来ない作品になっているため、聴いててしんどさを感じることは無いと思う。

また、音源が良いのはもちろんなのだが、ALVVAYSはライブのレベルもめちゃくちゃ高い。
音源は穏やかなドリームポップ色の強いイメージであるが、ライブはどちらかというとシューゲイザーやギターロック色が強い。
ライブでは音源のイメージよりギターが歪んでドラムもパンチがある感じで、バンドならではの迫力や疾走感をより強く感じられる。
メンバーそれぞれの演奏技術も非常に高く、曲を聴いた後思わず「うまっ…」と呟いてしまうほどだ。
まさにライブバンドなのである。

ALVVAYSおすすめ曲

ではALVVAYS入門として私がお勧めする曲を、何曲か紹介させていただく。

・『Dreams Tonite』

シンプルではあるが一度聴いたら忘れられないメロディラインが印象的な楽曲。
ドリーミーな雰囲気に煌びやかな楽器隊の演奏、モリー・ランキンの美しい歌声と、ALVVAYSを知るのにぴったりの1曲である。

・『Pharmacist』

冒頭のソロヴォーカルから突如始まる楽器隊の演奏により、聴き手を一気に曲の世界へ引き込む。
ALVVAYSの曲には珍しくがっつりギターソロもある。
ちなみに私はこの曲を朝の通勤ラッシュでごった返す駅のホームで初めて聴き、涙がつーっと流れたことがある。
メンタルが病んでしまった社会人にはそれくらい破壊力のある1曲である。

・『Next of Kin』

これぞALVVAYSらしい、甘酸っぱさ全開のメロディーを奏でるキラーチューン。
キャッチーでありつつ心に刺さる切ないメロディーが非常に印象的な楽曲だ。
この曲を含めファーストアルバムはサーフロック色の強い楽曲が多く、海辺のドライブにはぴったりである。

・『Lollipop (Ode to Jim)』

疾走感のあるイントロが印象的な1曲。
キラキラとしたギターサウンドが曲全体を通して散りばめられており、明るい雰囲気いっぱいの楽曲だ。
ギタリストでこの曲を好きな人は多いのではないかと思う。
あと(Ode to Jim)とは一体何なのか。

・『Pressed』

めちゃくちゃ『The Smiths』っぽい。
スミスを好きな人は最初のワンコーラス聴いただけでスミスを連想するのではないだろうか。
ただ決してパクリではなく、しっかりとALVVAYSっぽいエッセンスも組み込まれており、卓越したアウトプット技術が窺える曲。

おわりに

いかがだっただろうか。
正直、ALVVAYSはなんだか言葉では表せられないような魅力が多く、この記事を書くのは非常に難しかった。
私の拙いプレゼンでは力不足であるため、とにかく一度楽曲を聴いて欲しい。
そして直にその魅力に触れていただきたい。
正直言って実力や楽曲のクオリティの割にALVVAYSは世間に知られてなさすぎだと私は思う。
1stアルバムの頃からALVVAYSの動向を追い続けている私としては、バンドがどんどん人気になっていくことに嬉しさと同時に寂しさも覚えるが、もっと知られるべきバンドであることは間違いない。

日本の皆さま、ALVVAYSをよろしく。

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