POST12『趣味の話』
こちらのラジオの書き起こしです。通勤通学中に音声で聞きたい方は下記リンク先から
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〇日本人と趣味
井上:今日は“日本人と趣味”の話をしていきたいと思います。
坂野:日本人、、西郷さんしか浮かばへん。
井上:日本人が趣味を話すときって、みんなハードルが高い気がするんです。頭に「趣味とも言えないですけど」と付けてみたりとか。
僕も、ボードゲーム大好きなんですけど「趣味って程でもないですが」って言ってから話をしてしまうんですよ。そう言いながら、話し出したら止まらないし、趣味ってどこからなんだろうって。
坂野:あー、難しい。
井上:そうなんです。日本人ってあえて言ったのは、海外の人ならそう言わなくて、例えば年に一回しかゴルフに行かなかったとしても「ゴルフが趣味」って言えるんですよ。でも、日本人はそういうハードルをみんな感じてて、好きなことを延長線上で趣味って言いきれないんじゃないかなって思います。
坂野:たしかに。ハードル高くなりがちですね。
井上:ちなみに、坂野さんは趣味ありますか?
坂野:僕は塾やってるんですけど、それを趣味だと思ってます。好きだし、ストレスかからないし、趣味なのかなって。
井上:それを趣味って自覚しだしたのは、いつからなんですか?
坂野:えー、趣味にしないと楽しくないし、趣味って言っちゃえば趣味になるだろうと思って。先に言ってしまう!
井上:へー、実際それで趣味になってるって凄いですね。
〇仕事と趣味
井上:趣味の定義ってなんなんでしょうね。ちょっと調べてみよう。
『専門としてではなく、楽しみとして愛好すること』『物事から感じ取られる趣き・味わい』ですって。
坂野:そう!これ、専門としてではなくって書いてあるじゃないですか。
こんなこと言ったら怒られるかもしれないですけど、大半の仕事って専門じゃないですよね。
井上:たしかに。自分のことを専門家とか言わないですね。
坂野:ですよね。僕も塾講師専門でやってるのかと言われたら何とも言えないです。それでご飯食べてるからある意味そうなのかもしれないけど、「今でしょ」とかあんなキラーフレーズ生み出せないですし、、、
井上:(笑)
坂野:自分では専門とかそんな感じではないんですよね。仕事は趣味って思えばいいんですよ。
井上:やってる間に他人から認知されて「専門」になるって感じですよね。なにかを始める時に、お金が発生するかどうかは一旦置いといて、自分が楽しいからやり始めて、気付いたら周りに人が集まって来るみたいな。
「こういうゲーム会をやってます」って言ってたら、周りの人が勝手に“ゲームの専門家”として広めてくれて、気付いたら「あ、専門って言えるかも」って。専門家と呼ばれることには謙遜してしまいますけど、嫌な気にはならないので、何か聞かれたら答えるし説明していくうちに、自分自身もっと詳しくなっていくんです。
坂野:そういうのいいですね。「好きなことで生きていく」ってまさにそれですよね。ユーチューバー!
井上:ユーチューバーなんか絶対そうですよね。自分で動画あげてるうちに、自然と編集も出来るようになって、どういう動画が伸びるのかとか分かるようになってきて、それが楽しかったら続いていくんだと思います。
趣味と仕事を一概に、ここって線引きできないですね。
坂野:僕は、そこを区切ってしまうと辛くなるんです。朝9時~5時まで「仕事」って思うと息が苦しくなりません?
井上:じゃあ最初の話に戻すと「趣味と言える程じゃない」の内側にある「趣味と呼ぶには何かしらの専門性を持ってないといけない」って考えは、言葉の定義的にズレてるってことですね。
自分の仕事になってないことは全部、趣味と言ってしまって良い!
〇いろんな趣味
坂野:そうですね。もう、ご飯食べるのも趣味。寝るのも趣味。
井上:それくらいでいいですよね。もしかしたらそれが専門になるかもしれないし。
坂野:いや本当に。睡眠評論家とかになれるかも。
井上:あり得ますよね。「いろんな場所で寝れます」みたいな。
っていうか「いろんな場所で寝れる」と「いろんな場所で寝てる」って全然違いますね。
坂野:たしかに(笑)
ちなみに井上さんは、いろんな場所で寝れますか?
井上:僕は、あんまり寝れないですね。基本おふとんで寝たいです。
坂野:そうなんや。僕はどこでも寝れるタイプです。
井上:いいなぁ。全然関係ない話になりますけど、寝てる時もなんか考えてて夢見てるから、あんまり寝れてる気もしないです。
でも逆に寝てても起きてるみたいなもんなんで、夜とか誰も通らないって知ってる道とか、目瞑って歩いてるので、ほぼ寝てます。気付いたら家に着いてる。
坂野:へー、、ちょっとごめんなさい、付いていけへん(笑)
井上:もう体が覚えてて、勝手に家に帰ってくれるんです。
坂野:すごい!!趣味やん。
井上:それで言えば、前に僕が話してたことも趣味といえば趣味ですよね。
腕がなくなったり、目が見えなくなる事を想定して過ごすっていう。暇な時にやってますね「今は右手禁止」とか。意味はないんですけど。
坂野:みなさん、付いてこれてますかね?大丈夫ですか?ごめんなさいね、うちの井上が。
井上:耳聞こえないチャレンジとか、今日電気つけるのやめようとか。
坂野:(爆笑)いいな~、暇な人生って。
井上:一生そうしてたいです。それは完全に趣味ですね。
井上:子どもの頃とか、人から見れば意味不明な”こだわり”って無かったですか?
坂野:あります!僕これ、ぜったい言葉だけじゃ伝わらないけど、手って左右それぞれ5本ずつ指がついてるんですよ。知ってます?
井上:知ってます(笑)
坂野:例えば、右手全部テーブルに付けて、左手の親指以外テーブルに付くこととかあるじゃないですか。要は左手の親指だけ付いてない。それでテーブルから手を離した時に思うのが、
僕、死んだ後に『指がテーブルに触れた回数』を見たとして、その数が右手全部1万回、左手は親指以外1万回。1本だけ9999回になるやんって、、、
だからそっと、左手の親指だけテーブルに付けるときがあります。
井上:それ、めっちゃわかる…!
僕はそれではないけど、横断歩道とか渡るときに白と黒があると思うんですけど、白い線を右足が踏んだか左足が踏んだかメッチャ意識するんですよ。回数を同じにしたくて調整したりします。
坂野:うわ、わかる~!!その為にちょっと小刻みに歩いたりする~!!
二人:(爆笑)
井上:いやでも、僕は完璧にそうならなくても大丈夫なんですけど、それが気持ち悪くて耐えられない子もいるじゃないですか。だから、そういう子の気持ちはわかるんですよね。そのこだわりにも興味があるし。
よし、次はこだわりの話にしよう。
では今回はこんな感じで!また次回お会いしましょう!
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