【ほぼ0】直感を大切にすべき理由
【ほぼ0】#47です。
私は常々「言語化せよ」ということを主張しています。
言語化する、誰かに伝わるようにするということの大切さ。
すなわち、いくら頭の中で理解できている内容であったとしてもそれを言葉として誰かに伝えることができなければ、その思考は残念ながら世の中に存在しないことと同じとなってしまうわけです。
思考を世の中に存在させるために「言語化する」という能力が社会生活の中において極めて重要なものとされるわけです。
ですが、言語化ということにこだわりすぎることの弊害もあります。
すなわち、自分の頭の中で何かを考える際に、思考を逐一言語化してしまうと、それだけ時間がかかってしまうということです。
例えば、読書をする際に文字を全て頭の中で音に変換して読み進めるとなると、かなり時間がかかってしまいます。
速読のコツとして「なるべく頭の中で文字を音声化しない」ということが提唱されることも少なくありませんが、これは正しいです。
人に伝えるためには言語化する必要がありますが、自分の頭の中で理解する際には言語化が必須ではないのです。
自分自身との会話においては、言語化のメリットが低下するということです。
直感、フィーリングで考えるということは、何ら悪いことではありません。
論理的な直感、というものが、確かに存在します。
何かしらの試験を受ける際に、マークシート式の解答を要求されることがあります。
その際に「なんとなくこの選択肢が正しいのではないか」という言フィーリングに基づいて解き進める人がいます。
このような解き方を否定的に評価する人も少なくありませんが、決して悪いことではありません。
たしかに、勉強をする際に「なんとなく」というフィーリングだけで進めていては学力は向上しませんが、実際に問題を解くという実践の場においてはむしろフィーリングに基づいて進めるというほうが合理的なのです。
時間との戦いでもある実際の試験の場において、全てを言語化した思考に基づいて解くという手法では、時間に余裕を持つことが難しくなります。
仮にその手法で間に合う内容だとしても、直感で解き進める場合に比べて時間がかかるのは間違いないわけで、見直しをする時間が相対的に少なくなってしまうという問題が生じてしまいます。
「直感で解いた問題を余った時間の中で論理的に再確認する」という方法こそが真に理想的な手法なのです。最初から「言語化されたしっかりとした思考」に基づいて解き進めるというのでは、やはり時間という観点からは得策ではありません。
しっかりと自分の頭を使ってじっくりと解きなさい、という教育を受けてきた人も少なくないでしょうが、時間をかけて良い場面というのは実は極めて限られているのです。なぜなら、時間は有限であり、人はいつか必ず死ぬからです。
「言語化する」というのは自分以外の誰かに何かを伝える際にこそ意味を有する営みなのです。
自分の頭の中で思考を巡らせる際には、言語化はむしろ邪魔にさえなりうるだ、ということを理解しましょう。
では、言語化せずに直感的に課題を解決できるようになるためにどのようなトレーニングをすれば良いか。
その最適なトレーニング方法を伝授します。
各種試験勉強にも使えるこの方法、
そのたった一つの方法とは、
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