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コロナで大打撃を受けた宿泊業のエンジニアの逆境との闘い

Developers Summit 2020 KANSAI(デブサミ関西) で「コロナで大打撃を受けた宿泊業のエンジニアの逆境との闘い」という内容で講演させていただきました。
発表スライドはこちらです。
Togetterにも参加された皆様のコメントも載っていますので、合わせてお願いします。

登壇までの経緯

今回のデブサミ関西ですが、登壇に挑戦しようかどうかは、ギリギリまで悩んでいました。2月の東京で行われたデブサミが行われたころは、内製化も軌道にのり、これからもっと頑張ろうと思っていました。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、計画は大きく崩れ、4・5月は仕事は頑張ろうと思ってはいたものの、外で発表するような余裕は持っていませんでした。
そのようなときに、6月にScrum Fest Osaka 2020 @ online で登壇の声をかけていただき、現状を見直す機会ができたのですが、こういう苦境だからこそ話せることがあるのではないかというのが、今回、挑戦した経緯でした。
思い返してみると、Scrum Fest Osakaの声をかけていただいたのも、デブサミがあったからというわけで、不思議な縁ですね。
挑戦し続けてきてよかったと思います。

不安や葛藤と戦い続けた時期

今回のコロナの大混乱は、私の人生にとって今まで最も影響の大きかったです。会社の倒産というだけであれば、実は前職でもあった(そのときは、受託開発の大失敗でした)のですが、その時とは問題の規模も全く違いましたし、自分の立場も大きく変わったということがあります。
影響が大きくなりだした4月頃からは当然不安はありましたし、会社の事情を考えると、プロジェクトを中止させるという辛い決断もせざるを得ませんでした。そんな中、何とか会社に利益を生み出す提案も検討しましたが、会社の経営戦略もあるため、うまくいかないことも多かったです。
また、私の中では、昨年から内製化を頑張って進めてきたため、新しく採用した人たちがこんな会社でもついてきてくれるのかはすごく不安でした。(結果的には誰一人辞めることなく頑張ってくれているので、杞憂だったわけですが・・・)
今回の登壇の中でも、この辛い想いが自然と湧き出てきてしまい、序盤では少し聞きづらい状況だったんじゃないかと反省しています。

登壇を通じて伝えたかったこと

今回、伝えたかったことは以下の3点でした。
1) 逆境に負けずに戦い抜いてほしい。
2) 苦しいときこそ、みんなの力を合わせてほしい。
3) 変化をチャンスと捉えてほしい。

私にとって、この半年はとても苦しく、もがき続ける毎日でした。もちろん、足を止めそうになったことも何度もあります。でも、そのような状況でも、協力し合うことで、歩みを止めなかったことは、良かったと感じています。歩み続けたからこそ見えてきた希望でした。
コロナウィルスの感染拡大に伴い、世の中は一変し、私たちの生活も変化することを余儀なくされました。たった半年の間に、過去の常識は通用しなくなりました。そのことを念頭に置き、新ノーマルに適応して変わり続けることが成功への道だと思います。誰も経験したことない時代だからこそ、チャンスもたくさんあります。これからは、スピードと変化が求められる時代になるのではないでしょうか?

今回のデブサミ関西で登壇できたことは自分にとって良い経験となりました。参加者の皆さまからも温かいコメントをいただき、これからも頑張ろうと思いました。
改めて、登壇の機会をいただいた翔泳社様に感謝いたします。