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新感覚メモ取りADV【 Telling Lies 】(XBOX ONE)

手に入れたのはあるFBI潜入捜査官の映像記憶が大量に詰まったノートパソコン。プレイヤーはこのパソコンから潜入した環境活動家集団の行動、潜入操作してからの家族との通話を見て、捜査官の目的とその行き着く果てを探していく事になる。

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パソコン風の画面で操作開始!ソリティアもできるよ!

本作は我々が使っているWindowsに似た疑似OSをマウスとキーボードを使って操作していくのだが、記録映像を見ていくにはちょっとした「検索」が必要だ。
このパソコンの検索システムがちょいと個性的で、検索ワードを入力することで映像中の会話で当てはまる言葉がある動画ファイルを表示してくれるのだ。本編の映像はもちろん全て実写、さながら映画「search」を彷彿とさせるシチュエーションだ。

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セリフのワードは積極的にメモれ!

会話の節々にある人物名、組織の名前、地名などはメモしていく事がこのゲームの肝である。
僕はこのメモに取るという行為が非常に楽しかった。特徴的なワードを覚え、映像に映る人物と名前を結びつけ、彼の所属や立場をメモしていく。時系列に行動をまとめ、人と人との相関図を作っていく。まるで自分が本当に押収したパソコンから調べている捜査官のような気分を味わえるぞ。
疑似OS上にあるメモ帳に書き込めるのも便利だが僕はさらに別にメモも取りながら遊んでいた。一つじゃ足らん!

しかしネタバレを控えてストーリーの感想を言わせてもらうと、本編は若干淡白。「え、そんな方向に行くの?」「これで終わり?」という意外だけれど釈然としない展開で個人的にはなんともかんとも。まぁその方がリアルというのはわかるけどさ。

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そんな訳で本作はそのシステムの面白さでクリアまでの5時間ほど夢中で遊ぶことが出来ました。Xboxゲームパスでも現在配信中なので一味違う映画を見る感覚で遊んでみるのはいかがでしょうか。
Telling Liesというタイトル通り、我々は登場人物のいくつもの嘘を見て行く事になる事でしょう。


DATA

Telling Lies
発売:Annapurna Interactive
開発:Sam Barlow、Furious Bee
対応ハード:Xbox ONE,iOS,Steam
発売日:2021年8月23日
ジャンル:アドベンチャー



映画鑑賞と積みゲーの資金となります…たぶん