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SF的ゲーム感想文

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簡単にハード別に記事が読める「もくじ記事」をご用意しましたのでご利用ください。 新作よりも中古ゲーム。メジャーよりもマイナーなゲーム感想文を書いていきます。
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#RPG

【もくじ】ゲーム感想文・ハード別索引

こちらからゲームハード別で記事に飛ぶことが出来ます。 ちなみに50音順です XBOX series X / S & Xbox ONEATOMIC HEART CALL OF DUTY GHOST Ghostwire TOKYO サイバーパンク2077 SIGNALIS SUNSET OVERDRIVE Starfield STRAY 挑戦1 Kiss or Kill Telling Lies Touhou Luna Nights BIOHAZARD7 residentevi

徹頭徹尾塔登り(3周)【 イース・オリジン 】(PC)

時は700年遡る…。今日も今日とてイースをやろう。そんなSF007のイースマラソン12本目となるのは「イース・オリジン」。2006年にWindows向けに発売された作品だ。 本作の特徴はイースシリーズとしては定番の主人公であるアドルがいないこと。それもそのはず、本作の舞台はイース大陸が浮上した半年後、アドルが冒険する「イースⅠ」の700年前が舞台なのだ。 ストーリーは突如イースから姿を消した女神フィーナとレアを探すため、神殿騎士団たちが地上におり捜索の末、後にダームの塔と呼

郷愁と新発見のリメイク【 スーパーマリオRPG 】(Switch)

蘇るRPG原体験高らかにパックンフラワーが歌うCMが今も忘れられない。1996年発売されたスーパーファミコンの「スーパーマリオRPG」に当時小学生低学年の自分は完全にやられていた。そして本作がRPG原体験であった事を思い出す。プリレンダCGによる美麗で立体的なグラフィック、耳から離れない楽しくも深みある音楽とSE、他のマリオとは違うどこかシュールな雰囲気、賑やかに動くキャラクター、面白くも毒気のあるテキスト、大量の小ネタとミニゲーム。その全てが新鮮で、ワクワクして、楽しくて何

監獄!異能!怪人!【イースⅨ -Monstrum NOX- 】(PS4)

全てはこのⅨを遊ぶためにイースⅧは超楽しかった。考えられたシチュエーションで、冒険と探索、そして仲間たちとの交流が楽しく、ゲーム進めば進むほどさらなる展開にワクワクし、主人公アドル・クリスティンの魅力を遺憾なく発揮した素晴らしいゲームだった。 そんなイースシリーズ。もちろんその続編であるイースⅨも気になる…。そしてイースⅧのことを友人と話した時に「Ⅸは過去のイースを知っているともっと楽しめる」と教えてもらった…なるほど…それじゃあイースマラソンするか!!! そんな訳でイース

アルタゴは連打大陸【 イースSEVEN 】(Steam)

アドル=クリスティン、新たな国へカナン諸島の旅もつい半年前、そんな7作目でアドル(23)が向かうのはアフロカ大陸の大国であるアルタゴ公国。イースシリーズは辺境、秘境に向かうことが多かったのでここに来て大国へ向かう展開だ。アルタゴの首都はイースシリーズでは初めて見るスケールの大都会でとても新鮮な気分だ。 今回は大画面で遊べるSteam版でプレイ。ボイスが英語のみの仕様なので、流暢に英語を喋るアドルやドギが面白すぎるぞ。 SEVENは常にドギと一緒!そして今回からアドルは仲間を

Ⅷがシリーズへの導線となる 【 イースⅧ -Lacrimosa of DANA- 】(PS4)

イースをやるぜ!ナンバリングを重ね長年続いてきたシリーズを一から手をつけるのはやはり難しい。特に主人公が同じであり続けるイースはその最たるモノ。 シリーズの主人公であり冒険家であるアドル・クリスティンがその冒険を終え、生涯の冒険を書き綴った100冊以上の本の一冊を我々はゲームという形で体験している。 そんな彼の物語をシリーズ8作目から遊ぶなんて相当横着な気がするけど、いつまでもこの評判の良いⅧを「PCエンジン版のⅠ・Ⅱをクリアしてからの方が良いかな〜😀」なんて事を言っていた

腹が減るケムコRPG 【 マレニア国の冒険酒場 】 (PS4)

ケムコのアトリエ!?年にいくつもRPGをリリースしまくる元気すぎるゲームメーカー「ケムコ」の2019年春の作品はいつもとはちょっと違う酒場経営シミュレーションRPGだ。 基本システムは店やダンジョンで食材を仕入れて、拠点である酒場で調理して売り出すという流れ。ダンジョンではモンスターとの戦闘もあったりする。まぁハッキリ言ってしまえばケムコ製のアトリエなんだ。 それで知らなかったけれど元を辿ると「不思議の国の冒険酒場」の続編という立ち位置なんですね。 知ってる料理を作りまく

取り戻す旅路へ【 オプーナ 】 (Wii)

ネット上では「買う権利」のネタで非常に有名なオプーナ 。でもあの球を頭に乗っけた主人公以外正直なにもわからないゲームだ。ならプレイしてみるしかない。好奇心と探究心が大事なのだ。 そんなオプーナのゲームジャンルは「ライフスタイルRPG」「RPG」の部分はオプーナの頭に乗っけた球「エナジーボンボン」を操ってモンスターを倒したりしてレベルを上げていくRPGなのだが、「ライフスタイル」の部分は本作の肝である「ライセンス」というものが絡んでくる。 ゲームの舞台であるランドロールとい

見えない敵に立ち向かえ!【 魔都紅色幽撃隊 DAYBREAK SPECIAL GIGS JAPAN TOUR 】 (PS4)

やややケッタイな 誰を呼ぼう 夕隙社を!幽霊はどこにでもいる。その場所の未練、怨念が現世から離れられず残っている。時には人間に危害を加える悪霊もいる。そんな悪霊に困ったら一つ表の顔はオカルト系出版社、しかし裏の顔は幽霊退治を稼業としている夕隙社に頼んでみては如何だろうか。え?働きたい?それならここは良いところだ。アルバイトで同世代の若い連中と一緒に青春を燃やすように働くぞ! 本作は東京魔人学園、九龍妖魔學園記などでご存知、高校生が不思議なクラスメイト達と共に冒険に繰り出す學

処理落ちダンジョンに挑め【 魔界転生 】 (PS2)

エロイエッサイム!復讐するは我にありっ!天草四郎時貞の復讐とそれに対峙する柳生十兵衛がイカす深作欣二映画は見たことあります。 ラストの燃える城での戦いには度肝を抜かれました。あれでちょっとした火傷で済んだって本当かよ。 そんな本作は同じ原作を持つゲーム版。開発はタムソフト。 ゲームの作りはスタンダードなダンジョンRPG。ただ同ジャンルの他作品に比べるとだいぶ難易度は低め。敵に囲まれることも稀で、お腹が空くこともない。それに敵は結構回復アイテムを落としてくれるので体力の心配も

ゲーム:エアーズアドベンチャー (SS)

振り返れば長い冒険だった。 ・・・いや、プレイ時間はそこまで長くない。ただクリアまでがとても長く感じてしまったのだ。「エアーズアドベンチャー」本作をクリアすれば、大体のゲーム達がマシに思えてくる・・・そんな作品だった。 長く・・・険しくない物語 主人公で公爵の息子のヘンリーはそのイケメンな面構えと度胸の良さで様々な女性達と色恋沙汰を起こしていた、しかしそんな彼も運が尽きたのか不義密輸と賭博横領の罪で処刑される事になる。しかしコーリン王女の一言でその処刑は止められる。ヘン

はじめてのケムコRPG【 アスディバインハーツ 】(PS4)

ケムコファミコン時代から存在するゲームメーカーではあるが正直私とは縁があまり無い会社だった。しかしPS4を起動してショップを開くとよくわからない安価なRPGが売っている。メーカーはケムコ。そして一ヶ月後にまたケムコから新作RPGが、そしてまた数ヶ月後にまたRPGが…なんだこの会社? ケムコのHPを開くと出てくる出てくるオリジナルのRPG作品の数々!PS4だけで13本。3DSを足すともっとある!いつかのシンプルシリーズのようなペースでRPGをリリースしているのだ。 そんなに作っ

既視感と秋葉原【 アキバズビート 】 (PS4)

妄想で埋め尽くされた秋葉原を救え!秋葉原という街はご存知の通り特殊な街だ。ゲームありアニメありなんでもありの趣味の街。そんな街でニートをやっている主人公の日常は開始直後に崩れ始める、駅前に現れる謎の巨大スピーカー、知らないアイドル、謎のオブジェ。しかし主人公達にしか見えていないらしい。 どうやらコレは誰かの想像した「妄想」が具現化して起きてしまっている。おかげで駆け出しアイドルは売れっ子、斜陽のメイド喫茶は商売繁盛などなど良い事があるらしいけれど一つデメリットがそれは日曜日と

一つのVolt。みんなの物語。 【Fallout76(PS4)】

核戦争後のアメリカ。 静まり返った大地アパラチアにある核シェルターVolt76。ここが我が家だった。 しかし我々には使命があった。それは核戦争後に再び地上に戻り、この荒れ果てたアパラチアの大地を再興する事だった。 そしてその使命は僕だけに託された訳ではない、我々に託されたのだ…! ついに来た。ついにお出ましだ。完全オンラインのFalloutの新作は笑顔で迎えられていた。 舞台のアメリカのアパラチアはなんと記念日にしてしまった。 本作Fallout76は今までとは違い、完全オ