#17 北海道の恵み、「ゆめの大地」
エスフーズのオリジナルブランド豚「ゆめの大地」をご存じですか？
今回は北海道の広大な土地を活用して育てられた「ゆめの大地」
をご紹介します。
安くて美味しい豚肉🐷
現在日本国内で飼育されている主な純粋品種の豚は
・ランドレース
・大ヨークシャー
・デュロック
・バークシャー
の4種類です！
しかし国内の市場では純粋品種ではなく、
3種の品種を三元交配した「三元豚」と呼ばれる豚が多く出回っています。
○○豚と聞くとブランド豚のように聞こえるかもしれませんが
「三元豚」は三元交配豚の総称です！
三元豚とは🐖
「さんげんとん」と読みます。
三元豚はバランスのとれた良質なお肉を安定して安く供給するために3種類の品種を交配させた種です。
豚は品種によって長所短所が異なるので、
交配することによっていいとこどりをしようとしたのですね😊
脂肪分が少なく赤身が多く、繁殖能力に優れている「ランドレース」
脂肪と赤身の割合が均等で加工に向いている「大ヨークシャー」
肉質、脂肪質に優れていて頑丈で育てやすい「デュロック」
雌のランドレース(L)種と雄の大ヨークシャー(W)種から生まれた雌に、
雄のデュロック(D)種をかけたLWDが主流です。
主流はLWDですが、3種を掛け合わせたものは全て三元豚と呼ばれます。
四元豚「ゆめの大地」
日本で主流の三元豚LWDに、赤身と脂肪のバランスが良く肉としての食味の評価が高く、また日本では黒豚として知られている「バークシャー」を
掛け合わせて四元豚にしたのが「ゆめの大地」です。
赤身の中に入るサシが特徴で、冷めても柔らかく脂肪のうま味を味わえる
ようにしました😋✨
豚肉は匂いを抑制することで美味しくなります🍴
そこで「ゆめの大地」では匂いを抑制するために様々な取組みを
行っています。
匂いの要素
豚肉の主な匂いの原因はこの3つです。
・飼料や飲水
・豚舎から直接皮膚を通して吸収されるもの
・消化管内で生成されるもの
⇩
「ゆめの大地」の農場では以下の対策を行っています！
・与えるエサの内容や水を管理する
・豚舎の衛生管理を徹底し、清潔に保つ
・消化管内で発生する匂いの原因「スカトール」や「揮発性脂肪酸」の発生 を抑える
また、「ゆめの大地」の豚舎では防疫強化のため、
オールイン・オールアウト方式をシステム化し、
その他にもウィンドレス方式を導入しています。
＊オールイン・オールアウト方式とは
オールイン・オールアウト方式とは、豚を移動・出荷する際に豚舎を
まるごと空にして、洗浄・消毒・乾燥を徹底し、
一定の空舎期間の後に新たな豚を一度に導入して一定期間飼育し、
また全て空にする方式のことです。
一方通行で進んでいくので、病原菌が次のロットの豚に感染することを防ぎ、病気の連鎖を断ち切る事ができます！
＊ウィンドレス方式とは
窓のない密閉型の豚舎のことです。この方式の採用によって、外部からの虫や病原体などの侵入を物理的に遮断することができます！また、空調システム（換気・温度）や照明が自動管理できるため、環境変化がストレスになる豚にとって一年中最適な環境を保つことができます。
また、北海道で育てていることにも理由があります😊
野生動物を媒体として感染症が流行ってしまうことがありますが、
北海道は津軽海峡を挟んで本州とは離れているため
本州からの感染を防ぐことができます！
加えて、北海道の広大な土地を活用することで、道内でも豚舎を離して
建設することができるので、農場間での感染も防ぐことができるんです！
その他にも「ゆめの大地」ではエスフーズ指定の独自配合したこだわりの
飼料で育てているので、一般的な豚肉に比べてオレイン酸やビタミンB1の
含有量が多いんです✨
また、デンプンを多く含むイモや米、麦などの穀物をバランス良く配合することで、遊離アミノ酸やグルタミン酸が増え、うま味成分が多くなることが言われています！👍
≪オレイン酸の効果≫ ≪ビタミンB1の効果≫
・血液をサラサラにする ・疲労回復効果
・悪玉（LDL)コレステロールを ・脳神経や末梢神経を正常に保つ
減少させる
「ゆめの大地」を海外へ
「ゆめの大地」は日本国内だけでなく海外にも進出しています🌎
日本政府の目標である「2030年に5兆円規模」を達成するために、
「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」が2020年11月に閣議決定され、「北海道産豚肉輸出拡大実行コンソーシアム」として、
主にシンガポールに向けて2021年に141トンだった輸出実績を
2024年度には203トンに拡大していく目標を掲げています。
現在「ゆめの大地」は、シンガポール、香港、マカオ、ベトナム、タイ、
ドバイへと販路を拡大しています！🐖
シンガポール、香港、タイのレストランでは「ゆめの大地」を使った
メニューが販売されていますよ✨
持続可能な農業生産システム
「ゆめの大地」の生産農場では豚のフンや尿を発酵させて完熟堆肥へと
有機肥料化しています。
そうして出来た肥料を地域農家の畑へ還元することで、農薬や化学肥料の減量を実現した野菜を育てています🌱
このように耕畜連携して環境保全に取り組みながら循環型農業を行うことが
できるようになりました！
いかがでしたか？
エスフーズでは牛肉だけでなく豚肉事業にも取組み、
今回紹介した「ゆめの大地」ではただ豚を育てるだけでなく、
糞尿を肥料へと変えることでサスティナブルな養豚を実現しています。
柔らかくて美味しい「ゆめの大地」のお肉、皆さんも是非食べてみてください😋
ここまでご覧いただきありがとうございました！
今後もエスフーズの営業所や事業内容などエスフーズについて紹介していきます🙌
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