見出し画像

棋王戦、初戦は持将棋成立で引き分け、結果、藤井八冠の先手戦事実上の一回消失!

2024年2月5日作成

REV10

ソフトウエア工房孫風雅です。

ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

表題の件、ニュースで流れていて、幾つかの単語が意味不明だったので、確認してみました。

一応、講師は小さい頃から将棋を趣味レベルで嗜んでいましたので、千日手等の所謂、先手・後手とも詰ませられない状態に対局が陥る事は存じ上げていました。

然しながら、その様な状態(千日手よりは条件は厳しい様ですが…)の事をプロ等の公式戦では”持将棋”と呼んでいて、且つ、タイトル戦の場合は、その際は、引き分けの判定になるという事は、恥ずかしながら、初めて知りました。

尚、驚いた事に、対局後のインタビューで、今年の棋王戦の対戦相手である、伊藤匠七段は初戦の持将棋での引き分けを予定通りとコメントされているようです。

要するに、伊藤七段は棋王戦の第一局を引き分けに持ち込んで、藤井八冠の先手番を一回消費させ、次戦以降に望みをつなぐ作戦を行ったと言えるのではないかと思えます。

そこで、過去のお二人の対戦結果を調べてみました。

インターネットで確認できた対戦結果は以下の通りです。

6戦6勝と藤井八冠の完勝。(七戦目からは、確認事項があり、現在進行形・確認中とさせて頂きます)

初回対戦 : 2022年9月11日 NHK杯本戦2回戦

次戦 :2022年11月29日 棋王戦 敗者復活1回戦

第三戦 : 2023年10月6日 竜王戦 第一局

第四戦 : 2023年10月17日 竜王戦 第二局 

第五戦 : 2023年10月25日 竜王戦 第三局 

第六戦 : 2023年11月10日 竜王戦 第四局


第七戦 : 2024年2月4日 NHK杯 準々決勝第一局

第八戦 : 2024年2月4日 棋王戦 第一局    : 持将棋

上記の情報の様に、これ迄、藤井八冠は、一度も、伊藤七段に負けてはいない様です。

従って、今回、引き分けなので、初めて、謂わば、半分土を付けられたような感じにも思えます。

尚、今回の持将棋ですが、念の為、定義をインターネットで確認してみました。

確認できた説明としては、持将棋とは、プロの公式戦においては、互いに入玉して(双方の陣地に相手の玉が侵入するという意味です)、詰ませる見込みが双方でなくなり、これ以上駒が取れなくなった時点で双方の 残りの駒を数えます。 玉を除いた駒(盤上・持ち駒とも)のうち、飛車と角を5点、その他の駒を1点とし、両者とも24点以上あれば引き分け・再試合となります。24点に満たなければ、満たない方が負けとなります。尚、タイトル戦では再試合は無く引き分け判定のままとなる様です。

という事で、結構、引き分けの条件がキツイ気がしていますので、この引き分けを狙っていくというのは、本当に可能なのかなと?思ってしまいますが…。

何れにせよ、棋王戦の次戦は伊藤七段の先手番なので、ここで、伊藤七段が勝利できるのかが、初戦の引き分け持ち込み戦略が生きるかどうかと思われます。

勿論、藤井八冠は初戦を謂わば落としたのと同様な感じなので、全力で勝ちに行くのではと思えますので、果たして、どうなりますでしょうか?

棋王戦の次戦は、2月24日に行われる予定ですので、注目したいと思います。

一気に寒くなってきた今日この頃、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?