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FIP 寛解までの記録 - ルイちゃん、ドライウェット混合タイプ中期

我が家の猫であるルイちゃんが2023年の5月に FIP ウェット・ドライ混合タイプと診断されました。未治療の場合99.9%亡くなってしまうという恐ろしい病気でしたが、FIP 治療薬である Mutian の84日間の投与をし、その後再発もなく3ヶ月が経過し、昨年の11月に無事寛解と診断されました!!!😭

元気になりました。

その後特に体調を崩すこともなく更に3ヶ月ほど経ち、病気が発覚して以来の不安な気持ちも薄れてきた感覚があります。

FIP の治療薬はここ数年で利用され出したものであまり情報がなく、飼い猫が急に診断されたら大変不安になると思います。この記事では発症、診断から治療開始、寛解と診断されるまでの経過を書きました。同じような境遇の方の参考になれれば幸いです。
ただ免責として、私は医療者ではないので良い獣医さんを見つけてかかることを最優先にしていただきたく、「その受診に際して早めにやったほうがいいことなどを参考にする」くらいの温度感で読んでいただけますと幸いです。

※ 有料 note ですが最後まで無料で読めます。後述しますが金銭的にかなり大打撃だったのでよければご購入お願いします!

発症から診断までの経緯

実は発症は FIP と診断されるよりかなり前で3月頃だった可能性があります。と言いますのもルイちゃんはそれくらいの時期から原因不明の軟便が続いていたからです。当初はブリーダーさんのところで与えていたエサと別のものにしたからかな?と思ってエサを戻したり、獣医さんにも相談して便の検査や抗生物質の投与なども行いましたが改善せず、原因不明のまま2ヶ月ほどを過ごしてしまいました。

今振り返ると、FIP にはウェットタイプとドライタイプがあり、ルイちゃんは後にウェット・ドライ混合タイプと診断されるのですが、その内ドライタイプの症状が持続的に起こっていた可能性があります。この時血液検査などしてればもう少し早く気づけたのかなと反省しております。

目に見えて体調が悪くなったのは5月8日でした。ルイちゃんはいつもなら私が抱っこでもしようものならダッシュでどこかに行ってしまうのですが、その時はじっとしており、また、それ以外の時間もキャットタワーの上でずっと寝ていました。

気持ち元気のないルイちゃん

一日様子見してしまったのですが、次の日かかりつけの病院に行ったところ熱は40度あり「目に見えてぐったりしているため様子見はしないで大き目の病院で検査した方がいい」と言われました。

言われたその日の内に紹介された隣町にある病院に行き検査をしていただきました。数十分また後検査の結果を伝えられ、「数値的には FIP の可能性がかなり高い、他の病気でこの数値になるのはあまり考えづらい」と言われました。

FIP という病気自体はクラファンなども見かけたことがあり、かなり重い病気・治療費も大変高額になるということは朧げながら知っていたため、言われた瞬間は頭が真っ白になりました。最悪の事態も考えてはいたのですが、まさか本当にその "最悪" が起きるとは夢にも思っていませんでした。
そして、確定診断(というのも難しい病気みたいなのですが)するため FIP の抗体検査をし、それの検査結果を待つことになりました。

他の FIP に詳しい病院にかかる

ですが、自分で FIP について調べてみると、ウェットタイプの場合は発症してからの生存中央日数がわずか9日という非常にシビアな病気であることを知りました。先ほどの病院からも検査結果の連絡は二日経ってもなく、焦った私は FIP 治療の実績がある病院に相談し「疑いがあるのであれば一刻も早く治療を始めた方がいい」と言われたため、そちらにかかることにしました。

少し脇道逸れた話にはなってしまうのですが、結局先ほどの検査結果を伝えられたのは5日後で、しかも検体の状態が良くなかった?ため測定できずまた来て検査するか返金させて欲しいと言われました。FIP の可能性を示唆してくれたのは良かったですが、この検査の失態に関してはさすがに怒りを覚えました。

FIP の治療薬が出たのは本当にこの2-3年らしく、ルイちゃんが飲んだ Mutian というお薬も国内では未承認薬です。そんな状況もあり、まだまだ獣医さんによってはそもそも治療方法を知らなかったり、積極的に勧めない方もいるそうです。

▼ 治療開始が遅れる理由などが解説されています

ですが、繰り返しになりますが発症してからの生存中央日数は9日です。数日の遅れで後悔することになるかも知れません。また治療開始が遅れると病気も進行してしまい治る確率が大きく下がってしまいます。
正直私も「変な病院に引っかかって大金を無駄にした上、死なせてしまったらどうしよう」と不安になったし、実際その可能性も捨てきれないので病院を選ぶ時は念入りに調べなければいけないのですが、それでも一刻も早く行動を起こした方がいいと私は考えています。

あまりドクターショッピングと言いますか、病院を取っ替え引っ替えするのは行儀良くないですが、今回ばかりは急いで今の病院を探して本当に良かったと振り返って思います。

結局発症してから4日経ってしまったのですが、他院に行ったところ、血液検査も FIP の所見、また超音波検査をしたところ腹水とリンパ節の腫れが見られ、(+抗体検査も行って、後日 6400 という値)ドライ・ウェット混合タイプの FIP と診断されました。
この日は注射で投与いただいて、次の日から家で薬を投与することになりました。

FIP について

それでは具体的な治療経過を話す前に FIP という病気について軽く説明いたします。

FIPとは、「猫コロナウイルス」の突然変異によって発症する病気です。

1歳以下の子猫に発症しやすいといわれており、発症すると突然元気がなくなってご飯を食べなくなったり、目や皮膚が黄色くなったりします。

無治療の場合ほぼ100%で死に至り、生存期間は約9日間と短いのが特徴です。FIPは怖い病気ではありますが、治療によって治る可能性があります。

FIP(猫伝染性腹膜炎)とは?症状・原因・感染経路・予防法などを解説

我が家のルイちゃんも産まれたのは2022/11/14で、発症を3月ごろとするとおよそ4ヶ月ほどで発症しました。当時の体重は2.5kgほどでした。

猫コロナウイルスが突然変異したものが原因で発症するというのが定説になっていますが、私もつい最近下記動画で学んだのですが、猫コロナウィルス自体は大体の猫が持っており、それだけが直接の原因というよりはなんでもないウイルスに過剰反応してしまっている免疫異常が原因のようです。

治療費について

次に、生々しい話かもしれないですが、FIP の治療をしていく上でかなり大事な情報なのでかかった金額をお伝えしますと、ルイちゃんの場合はトータルで 1,488,190円 かかりました。

一度に全てを払ったわけではなく詳細な内訳は下記の通りです。

5/13 116,160円
5/17 79,310円
5/23 116,490円
5/31 150,150円
6/10 236,335円
6/24 229,790円
7/8 143,770円
7/15 228,525円
7/29 126,170円
----- 8/4 に投薬終了、以下検査・診断費のみ -----
8/12  1,100円
9/9 23,430円
10/7 13,530円
11/4 23,430円
合計: 1,488,190円

めちゃくちゃ高いですね…😇
合計額計算していて胸がキュッとなりました…。

基本お薬のお値段ですが、地味に積み重なる検査費でも20万くらいかかってます。

ただ、これはタイプや猫の体重などによって変わります。参考までにルイちゃんは当初 2.5kg - 投薬終了する頃には 3.5kg まで増えていたのと、ドライ・ウェット混合タイプと少し厄介なタイプだったためおそらく多めに費用がかかっていそうです。

正直お財布に大打撃だったので、もしよろしければこちらの note 購入いただいたり、寛解祝いにルイちゃんに下記よりプレゼントいただけると大変嬉しいです!

Mutian の再発補償について

治療に対して Mutian を選択した場合に知っておいて欲しいのが再発時の補償です。84日間しっかり投薬している場合においては再発しても無償で追加のお薬がもらえます。

下記の協力動物病院にて治療を開始し、しっかり定期の検査などを受ければ万が一再発しても補償を受け取ることができます。
ただ、こちらのリスト2021/3/18以降更新されておらず、リストに載っていない協力動物病院もたくさんあるそうです。私が今回頼った病院もそうでした。なので、家から近いのでできればここにしたい…ただリストに載ってない…という場合でも一度電話で聞いてみるなどしてみると良いのかなと思います。

治療薬について

選択肢としてはおおまかに次のものがあります(2024/2月時点)
前提として、現時点では日本国内において FIP には認可を受けた薬はなく、どれも未承認の薬です。

  • Mutian

  • CFN

  • モルヌピラビル

この中で実績がダントツであるのが Mutian で、寛解までの確率の高さも実績がありますし副作用の報告も少ないです。なので基本的にはこちらを選ぶのが安心とかかった病院には伝えられたのですが、先に書いた通りお薬の値段がべらぼうに高く、とても払えないという方も多いと思います。

その際に選択肢にあがるのがモルヌピラビルです。元々は人間のコロナへの飲み薬として開発されたものですが、猫の FIP (ネココロナウイルスの変異が原因)に対しても治療報告が最近出てきています。

ちょっと私がこちらのお薬を使わなかったので詳細な金額感は分かっていないのですが、少し記事などを読んだ感じ10-20万円など、高いは高いですが Mutian と比べると遥かに安い金額で治療ができます。

ただ発がん性などの疑いもあり、最近は下記のような報告もあるようなので注記しておきます。

また、Mutian の元にもなっているお薬は GS-441524 という名前なのですが、基本こちらの表記で国内で出回っているものには手を出さないほうが良いそうです。(が、この表記で取り扱っている優良な動物病院さんもあると思うので参考程度に留めてください)
と言いますのも低品質、何なら偽薬が流通していることがあるからです。安いこともあるかもしれないですが、しっかり治したいのであれば手を出さないようにした方が良さそうです。(それでいうと Mutian も実績はあるもののオリジナルの GS-441524 のコピー品で値段も高過ぎる、という倫理的な疑いがあるみたいなのですが…)

治療の経過

FIP 治療薬の費用や諸事情について話したところで、次にルイちゃんの具体的な治療経過について書いていきます。

初回 5/13

FIP と診断されて治療を開始してからですが、まずお薬は初日だけは病院内にて注射を打っていただきました。
それ以外は基本自分の家で投薬です。

初めてのおくすり

お薬の効果は目覚ましく、ルイちゃんの場合は翌日の朝には今まで元気がなかったのが嘘のように走って私のベッドに来て睡眠の邪魔をしていきました。数日寝てばかりの様子を見て悲しい気持ちに包まれていたので、朝起こしに来られた時は思わず泣いてしまいました。

ただ見かけは良くなっても投薬はしっかり84日間しなければいけません。そしてこの投薬なのですがとても緊張感があります。

まずいつも決まった時間に投薬する必要があります。ルイちゃんは最初の病院で13時に注射を打ってもらったので、以降も13時±30分の範囲で投薬する必要があります。私は基本在宅で仕事をしている & 妻も在宅が多いのでこの時間で問題ありません(実際は色々生活の仕方に影響は出ましたが)でしたが、そうでない場合は初回投与をどの時間にするか相談してみた方がいいと思います、時間にシビアな病気なので難しいこともあるとは思いますが…。

そしてお薬の性質として飲まないと死んでしまうかもしれない & 一日一万円というものがあり、お薬をペッと吐きだされると中々に焦ります。
しかもそれを1日3-4 錠(体重によって増減) x 84日間…😇

お薬を飲み切ったルイちゃんも頑張りましたが、我々人間たちも頑張りました、お疲れ私たち。

また、猫飼ってるとあるあるかもしれないですが、お薬を見ていないところでペッと吐き出してること見かけたことある方いらっしゃるかもしれません。ですが今回は命に関わるお薬です、吐き出されては困ります。
というわけで投薬後数十分は私の部屋から出られないようにし、吐き出してもすぐ気づけるようにしていました。

通院 1回目 5/17

  • 体重2.56kg

最初の通院は薬が効いているか見たいとのことで早めに再受診しました。
結果としては良好で

  • ビリルビンの値が1.3から0.5に低下

  • 熱も40.1度から38.1度に低下

と改善が見られました。

また抗体検査の結果も出ており、値は6400で、通常の猫なら200だそうです。薬がバッチリ効いていることからもやはりFIPでほぼほぼ間違いないとのことでした。

FIPなのはもはや覚悟していたので特に驚きや悲しみもありませんでしたが、経過が大分良好で大変嬉しかったです。

通院 2回目 5/24

  • 体重2.76kg

体重もガッツリ増えていたのでお薬も 400mg から 500mg に増えました。体重増えるのは安心にもなるので嬉しいのですが、高いお薬費用がグングン高くなっていくのは正に嬉しい悲鳴というやつでした😂

アタッシュケースを守ってくれてる猫

通院 3回目 5/31

  • 体重2.9kg

体重はものすごいスピードで増えており、FIP治療中の子は体重増えないことが多いのですごいことだと言われました。

ただ、肝心のリンパ節の腫れがあまり小さくなっていませんでした…。どうしてもこれが残っていると不安なため、次回受診時にあまりに変わっていなければステロイドの投与を検討すると言われました。
ステロイドは副作用が強く、免疫を抑制するため皮膚にカビができてしまったり風邪にかかるリスクが高まってしまうのでなるべく使わない方針ですが致し方なしのようです。

というちょっとどんよりするところもあったのですが、先生は「経過も良くて元気だし絶対助かりますよ」と仰ってくださいました。絶対という言葉を使うのは人によっては無責任に感じる人もいるかもしれないですが、私にとってはとても心強い言葉でした。

大分元気そうになったな

通院 4回目 6/10

  • 体重3.02kg

以前の懸念点として残っていたリンパの腫れですが…今回は無事縮小していました!!🎉
まだ完全に消滅という訳でないですが、かなり薄くなっていたようで安心しました。血液検査の結果も良好で、FIP に関わる数値は全て正常値に収まるようになっていました。ただ、お薬を飲み続けている影響か肝臓(リン)の値が高くなっていたのでウルソというお薬を飲むことになりました。

ともあれ、この辺りから大分「助かりそう!」という感覚が強くなり、安心できるようになりました。まだまだお薬の投与期間の折り返し地点にも来ていないので油断はできないですが、ひとまずのグッドニュースでした。

かわいく撮れました

Mutian の副作用: 耳折れ

余談ですが、この時期の Mutian の副作用である 耳折れ が表出しました。
(後述しますが投薬終了して1ヶ月くらいでまたピンとした耳になりました。)

耳が折れたにゃあ

事前に聞いてはいましたが、いざ本当に出現するとなんとも不思議なものです。どういう機序でこうなってるんだろう。
ちなみに30〜40日目ぐらいに耳が折れる子が多いみたいです。

通院 5回目 6/24

  • 体重: 3.32kg

体重は急激な伸びをしていました。逆に困るレベル。

ただこの頃からちょっと困った変化として、薬をあげるにせよ爪切りするにせよ、あらゆることに対して激しく抵抗されてしまいました。
薬の副作用に「攻撃性が上がる」こともあるみたいなのですが、本当にそれだったのかたまたま虫の居所が悪かったのか果たして…。

謎ポーズ。逆に辛そう

通院 6回目 7/8

  • 体重: 3.44kg

まだ体重伸びてます。治療開始日からおよそ1kgも増えたと考えるといやはや目覚ましい…。

また、この時に最終調整と言いますか、お薬飲む期間を延長するかどうかを84日の投薬終了予定日の1週間前に様子を見て決めるために、2週間間隔だったのを来週少し早めに来て、そのまた2週間後に来るというスケジュールにすることになりました。

この頃の写真

通院7回目 7/15

  • 体重: 3.42kg

増え過ぎて困るとは言ったものの減ったら減ったでちょっと不安になる。

やたらイケメンに撮れた写真

通院8回目 7/29 - 投薬終了の判断

  • 体重 3.56kg

この日は運命の日、経過を見てお薬を延長するかどうかを決める日です。とは言っても冒頭に述べた通り Mutian は84日以上かかる場合は補償があるため、超える分に関しては無償です。

気になる検査結果ですが…大分良好でした!!!!!
前回まで懸念となっていた A/G 比も0.65まで上昇しており、エコーでリンパ節を見ても腫れはほぼ全て消えていました。

これから外注検査をして、それを元に最終的な延長するかどうかの判断をするのですが、84日で投薬終了になる可能性の方が高いとのことで、この日はとてもポジティブな気持ちになれました。あともう少し!!!!!

検査結果の連絡
4日後の水曜日に検査結果の連絡が来ました。
結果としては良好なので投薬を予定通り84日で終了していいとのことでした。

よっしゃー!!!!!!!!!!!!!!

結果が良好というのも嬉しいですし、正直なところ薬を毎日投与し続ける生活も中々大変だったので、そう言った意味でも終了できることが嬉しかったです。

お外を見る猫

終了していいという連絡はあったものの、再発する場合は投与をやめて3日ほどで出る場合がほとんどなのでしばらくは注意して見てほしい、何かしら不調が見られた場合はすぐに連絡を、とも伝えられました。

寛解と診断されるまでは、およそ月に一回検診をして3ヶ月経てばおおよそ大丈夫とのことでした。
まだまだ寛解までは油断できないのですが、ひとまず肩の荷が降りました。

投薬終了後〜寛解と判断されるまで

その後は投薬終了後1週間に一度様子を見て、それから約1ヶ月毎に定期的な検査をし、3ヶ月後の検査で問題なく寛解と判断されました🎉
基本3ヶ月を超えるとほぼほぼ再発はないのではとのことなので一安心です。

ちなみに今は体重4.4kgまで増えました。半年前と比べて2倍弱の大きさになったと考えるととんでもない成長速度…。

心なしか顔つきも凛々しくなってきたような

余談1: 去勢について

本当は5-6月に去勢をする予定だったのですが、FIP にかかってしまい、ストレスの大きい去勢手術は寛解するまで延期することにしていました。あまりに盛っていてストレスになっている場合は治療期間中でも去勢を検討することはあるみたいなのですが、大きい問題が出ていない場合は基本延期した方がいいみたいですので、同じような状況の方はご参考ください。

余談2: かかりつけ医との会話

一つ印象的だった出来事で、近所のかかりつけの動物病院(FIP でかかったところとは別の病院です)に行った時に「FIP にかかって生き残った子を初めて見た」と少し涙ぐまれていた(ように私には見えた)ことでした。

今までは本当に打ち手がない病気で、診る度に具合が悪くなる辛いものだったそうです。「当時有効かもしれないとされていた薬を投与しても奇跡が起きることはなかった、FIP でも治るようになったことを教えていただいてありがとうございます」と語られていました。

FIP の治療薬が本当にここ数年出てきたもので、まだまだ十分なエビデンスがなかったり、高額な治療費がかかることから賛否両論があることは当然のことだとは思います。ですが、もし我が家のルイちゃんも3年ほど前に産まれていたらほぼ確実に亡くなっていたでしょうし、こうやって救われる命が出ていることは確かで、治療する方法があるということは広まって欲しいなと切に願います。

おわりに

以上、ルイちゃんが FIP を発症してから寛解するまでの記録をまとめました。
はじめは見たことがないほどにぐったりしており、FIP という病名を告げられた時は息が止まるような思いでした。
ですがしっかりお薬を飲み切ってくれて、今は体重もぐんぐん増えて元気に走り回ってくれております。

FIP は症状自体も金銭的な負担という意味でもかなりシビアな病気です。もし一緒に暮らしている方の猫さんが同じ病気になってしまった場合、かなりの精神的な負担にはなると思いますが、冒頭に書いた通り時間的な意味でも厳しい病気なので落ち着いて且つ迅速に行動していただければと思います。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

バイバイにゃん

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