仕事におけるユーモアの価値を考える

ユーモアはまああった方がいいよね、くらいで仕事と結びつけて考えたことはなかったのですが、先日新しく会社に入ったマネージャーにこんなことを言われてちょっと真面目に考えるようになりました。

「関さんはふざけて場を盛り上げるのがうまいよね。場が楽しいと MTG の価値も上がるし、そこを伸ばしていけるといいかもね。」
(一言一句は覚えてないですが多分こんな感じのことを言っていたはず)

確かに場がいい雰囲気になることが仕事及び人生に対していい影響があって、それを意識的に生み出せるようになったら中々貴重な力となるのではと考えるようになりました。

ユーモアは仕事においてどんな影響があるか

ちょうど最近こんな本を読んだのでこの本から効用を引用します。

行動科学の研究には、仕事上でユーモアを用いることによって、次の4つの効果が強まることを示す豊富な事例がある。

● パワー
地位が高く知性が優れている人という印象を与え、相手の行動や意思決定に影響を及ぼす。こちらが提案したアイデアを覚えてもらいやすくなる。

● つながり
知り合ったばかりでも信頼感が生まれ、打ち解けることができる。 長く続いている間柄なら、なおさら満足感を覚える。

● クリエイティビティ
それまで見落としていた関連性に気づきやすくなる。リスクのあるアイデアや型破りなアイデアを思い切って提案できる。

● レジリエンス
ストレスが緩和され、挫折から立ち直りやすくなる。

ざっくり4種類の効果があるみたいですね。
次に科学的な裏付けのない話ではありますが、私が日々の仕事で主観的に感じている「こういう効果がありそうだな〜」というのを考えてみます。

発言しやすくなる

まず MTG がユーモアで溢れているとなんでも話していい雰囲気が生まれます。反面めちゃくちゃ真面目、もしくは雰囲気の悪い MTG では迂闊な発言はできない気持ちになります。
ある種陽気な雰囲気は短期で心理的安全性を育めるエナドリのようなものなのかもしれません。

仲良くなれる & 職場への帰属意識が高まる

これはリモート時代に転職して思ったことなのですが、一度も生で会社の人とあったことがないと会社に対しての帰属意識、ないし「この会社に入った感」が感じづらかったです。

やっぱり生で会うのが大事!とは思うのですが、オンラインでも日々の MTG で楽しく会話できればある程度埋められるものなのではとも思います。

仕事のやる気が高まる

まあなんというか楽しく話せた後は「頑張ろう!🔥」という気持ちになれます。多分生産性にも影響が出ているでしょう。多分。

今職場でやっていること

ではそんな色々仕事でも役立っているユーモアですが、例として今自分はどんなことをやっているのだろうかを棚卸してみます。

日々のMTGでの工夫

▼ 小粋なジョークを挟む
日々の会話で小粋なジョークを挟むようにしています。
具体例はこういう記事で書くと寒くなるので皆様のご想像にお任せします。
スベってもスベリ芸として扱えばいいだけなのでノーリスクでどんどんいいましょう。

▼ 他の人が話している時にリアクションをする
Zoom や Slack のスレでコメントする、スタンプでリアクションする、音声でも「よっ!」って言ったり拍手するなど賑やかしをします。
オンラインMTGはリアクションが示しづらいので意識的に増やしましょう

▼ バーチャル背景で話のネタを作る
最近行った猫カフェの猫の写真をバーチャル背景にしたり、同僚のコラ画像を背景にしたりすることによって笑いを生み出したり雑談のタネを仕込みます。オンラインMTGならではの工夫と言えるでしょう。

▼ 音楽を流す
自分がファシリをしている時は大体何かしら音楽を流しています。
流しているのは YouTuber がよく使っている BGM からなんとなく選んでいることが多いです。

後はゲームの BGM にしたりすると話のタネになったりもします。Undertale とかはコアなファンが多く良かったです。

ホワイトボードの工夫

▼ FigJam を使う
急に具体の商品名出てきましたが回し者ではございません、シンプルに FigJam は他のホワイトボードツール(Google Jamboard など)と比べた時に「盛り上げやすい」という感情的な部分が差別化要素となっているのではないかと感じているからです。

一つにリアクション機能です。

こういうスタンプをペタペタ貼ることによって盛り上がってる感を演出できます。

後はボワボワすることもできます。

後は豊富なステッカーパックもあります。
私はこの可愛い猫ちゃんがお気に入りです。また、自分でステッカーパックを作ることもできるので(ライブラリを作って読み込む)オリジナルの盛り上げ要素を作ることもできます。

このような様々な盛り上げ要素があることによって、他のホワイトボーディングツールと比較して殺風景にならないというのが FigJam のコアバリューなのではと勝手に考えています。

▼ 同僚の切り抜き画像を用意しておく
※ 効果は絶大ではありますが、人によっては不快な気持ちになる可能性もあります。ラインを見極めて使いましょう。

一部の同僚だったり、後は CxO などはよくメディアに露出しているため、ググるだけで比較的楽に素材がたくさん手に入ります。

それをこちらのサイトを使って背景切り抜きな写真を作って使いやすくし、ホワイトボードツールにペタッと貼ると…盛り上がります!

おわりに

以上仕事で楽しい雰囲気を作る効用とやっていることを書いてみました。
今後もいろいろ試してみたいと思います。

また、小手先の施策を色々試すのもそうですが、シンプルにトーク力を上げるために様々な体験をしたりエンタメを見て引き出しを増やすのが大事なのかなと思います。
なので、いっぱい漫画を読んだり Netflix を見ようと思います。

皆さんも「こういうのやったら盛り上がったよー!」というものがあればコメントしていってください。ではでは👋


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