【徒然】最近プロダクトマネジメントに興味を持ち始めた理由とやろうと思っていること

最近プロダクトマネジメントに興味を持ち始めました。(キャリアとして PdM になりたいとかは思っていない)

(まだ半分も読めていません)

背景としては経験のあるデザイナーが入ってくれることになったのでバリバリ活かせるようにしたい & もっと自分が作っているプロダクトに誇りを持てるようになりたいな〜という想いからです。

この記事は主に一緒に働く人に最近何考えてるのかを共有したり、未来の自分へのスナップショット的な役割で、興味を持ち始めたきっかけとこれからやろうと思っていることを共有できたらなと思い書き記しています。

興味を持ち始めたきっかけ: デザインに投資したいな〜

上記のようなことをモヤモヤと考え始めたのがきっかけです。

まず第一に7月に自分のチームに凄腕デザイナーが入ってくれることになりました。今作っているプロダクトは正直なところ私目線ではデザイン的(審美的な面や情報設計の話など色々含む)にあまりよろしくなく、既存のデザインに縛られた改善というよりはもはや丸々リデザインのレベルでガンガン変えていって欲しいなと至極個人的な思いを抱いていました。

ただ、私も雇われの身なので、お給料をもらいながらプロダクトを自分の自己満足に利用するのはプロ意識に欠けた行為と言えるでしょう。
なので、この「デザインへの投資」がプロダクトないし事業の成功にどう結びつくかを明確な論理で語れるようにならねばと思いました。

まず「プロダクトないし事業の成功にどう結びつくか」を説明するためには、そもそも「成功」とは何かが定義されている必要があります。
現状顧客数やチャーンレートなどはウォッチされており、それももちろん重要ですが「長期的なプロダクトの成功」を表現するにそれだけで足りるのかは疑問でした。

また、今までの機能開発は基本的に UX の拡張というか、どちらかというと売るために足りない機能を作っていくという側面が大きく、作ったものがちゃんと活用されているかの検証は仕組み立ててできていないのも一抹の不安を感じていました。もちろんそのやり方がビジョンの達成に向けて全然正しい場合もあるので、一概にそれが「課題だ!」とは言えないのですが、とりあえずどのくらい既存体験の向上に力を割くべきか「判断ができない」という状態は明確に課題と捉えても良かろうと考えました。

そんな折に見かけたのがこちらの記事です。

まずはこちらの記事を参考にプロダクトで取れる指標を洗い出し、因果関係を見つけ、プロダクトの成長を本質的に表す指標を設計して検証できるようにするのが第一歩かなと考えました。

ですが、これを考えていく中で更に出て来た疑問として、たくさんの指標の中で因果関係はなんとなく描けても、どれがどこにどれくらい影響を与えるのかイマイチ分からず、どこが一番の課題のボトルネックなのか特定できない = 優先順位がつけられないということです。

なので数値だけが先行するのは微妙で、あくまで解くべき課題が明確になって、それを検証するために指標を設計するという順序の方がより本質的な活動に繋がるのではないかと感じました。(データ分析から見えるインサイトもあるので全てがそうとは思わないですが)
という訳で定性調査もしっかりやっていって "ユーザ理解" をしていくことも大事そうだなと考えました。

この辺りでどうやら今やろうとしていることは世に言う「プロダクトマネジメント」に似ていそうだということに気づいたので、体系的に勉強してみるか!と思い立ったのが経緯です。

では何をやっていくか

学ぶのはやりつつも、具体的に何をやっていくかという話ですが、大枠のゴールとしては

  1. 課題を発見し

  2. 課題の優先順位がつけられるようにし

  3. その課題に対する打ち手の課題の解決度合いを検証し、足りない場合更なる改善をするサイクルを作り

  4. これが定期的にできるようチーム全体としてのカルチャー・仕組みにしていく

ができるといい感じのプロダクト開発組織にでき、プロダクトもユーザに喜ばれてハッピーになれるのではないかと思います。

ちなみに話がそれますが、これらの具体的に何をやっていくかというところに関してはこちらのUXグロースモデルという本が改善のパターン(新規UX or 既存UX)毎にどんなプロセスでやっていくか、やっていく上でのコツなどがまとまっていてめちゃくちゃ良かったのでオススメです。(まだ実践してないのにオススメするのもアレなのですが)

それでは、上記の4つのためにやるべきことは以下のことなのかなと考えています。

  • ユーザを理解する

  • プロダクトの指標を設定し、簡単にウォッチできるようにする

  • 試作毎に指標を設定し、検証することが簡単にできるようにする

ユーザを理解する

そもそも「ユーザ理解とは」という話ですが、これは冒頭に話したようにプロダクトを成功に導くために行うものなので「プロダクトがユーザに使われる時の文脈を理解することによって、どんな改善や新しい体験を作ればより実際にユーザに価値のあるものになるかを考えるタネにする」というのが目的・ゴールになると思います。

先ほどあげたところで言う「1.課題を発見し」「2.課題の優先順位がつけられるようにし」にあたります。

この「ユーザ理解」が更に分解されていてしっくり来たのがあったので引用しておきます。

これを明らかにするためにできることとして以下をうんうん考えたり、インタビューや行動観察調査を行なっていきます。

成功の定義

  • 自分達のビジョンから落として考える。

  • 実際にユーザが自分達のプロダクトを通して何を達成しているのかを聞く

文脈の理解

  • まず自分でジャーニーの仮説を描く。

  • これと違ったり足りない部分があるかを細かくインタビュー

ペインポイントの特定

  • 先に描いたジャーニーの中で不満に思っていること、気になっていることをインタビューで聞く。

とりあえずこの辺りをインタビューしてジャーニーをアウトプットするのが始めの一歩になるのかなと思います。

プロダクトの指標を設定し、簡単にウォッチできるようにする

これは冒頭の話にも繋がるのですが、実際に行った打ち手が実際に価値を生み出しているのか(事業・ユーザ・ビジョンそれぞれの観点で)を検証する仕組みも重要です。

これは先ほども紹介した North Star Metric を見つけるための指標の洗い出し、因果関係の整理などを行い、定性調査とも重ねて重みづけをしていけると良さそうです(多分)。

試作毎に指標を設定し、検証することが簡単にできるようにする

上記と近い話ですが、作ったものを改善していく文脈で、しっかりと「数値で評価する」ということが当たり前にできていくことが重要なのかなと思います。これができないと作ったものを作りっぱなし or 勘で改善していくことになるからです。

これに関しては大事そうだ、と思いつつ、あまりイメージが湧いてないので、とりあえずどこか重要な機能を特定しメトリックを設定し、目標と共に施策を打ち、というのをやっていこうかなと思います。

おわりに

という訳でだいぶド素人なのですが、こういうのはどんどん経験を積んで実験して仮説をどんどんブラッシュアップするのが良かろうなのでしょう。
こういうタイプの仕事初めてなので割と楽しみにしています。

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