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瀬谷なび、無職になりました。

こんにちは。瀬谷なびのカジタです。9月になり少し涼しくなったかと思いきや、まだまだ厳しい残暑が続きますね。子ども達の長い夏休みが終わり、また幼稚園が始まってくれたので少しホッとしています。

私事ではありますが、WEBライターとして請け負っていたお仕事を8月末で全て契約終了しました。つまり、現在無職です。

この記事では、これまで地道に積み上げてきたWEBライターとしての案件を手放すことにした経緯と、これからの瀬谷なびの運営方針についてのお話をしたいと思います。

これまでの活動と、無職になった経緯

まずはこれまでの瀬谷なびの運営の裏側について。

瀬谷なびを立ち上げてから今日までの7ヵ月間、瀬谷なびの運営にかかる費用はすべて、わたし個人がWEBライターのお仕事で稼いだお金で賄ってきました。

この理由としては、立ち上げ当初は誰にも「瀬谷なび」が認知されておらず、誰にも見られてもいない状態。そんな段階で取材費を頂いたりWEBサイトの広告欄を開放しても、金銭に見合った価値を還元できない。そういった考えから、取材依頼を受けた場合でも、取材・撮影・執筆・掲載のすべてを無償でお受けしていました。

「プロに無料で記事を書いてもらうなんて申し訳ない」と言ってくださる方もいらっしゃいましたし、周囲からは「こんなにちゃんとやってるなら掲載料はもらうべきだよ」と助言されることも何度もありました。

それでもわたし自身が「瀬谷なび」というメディアに価値を感じ、しっかりと自信を持てるまでは絶対にお金は受け取らないと決めていました。

この時点でも、瀬谷なびとして稼働する時間を確保するためにWEBライターの仕事は半分以下に減らしていました。仕事を減らし、土日も取材依頼に出かけたり、執筆に追われる日々。納期前には朝まで仕事をする日もありました。

時間が足りないし、お金もない。自分だけでなく、家族にもかなりの負担をかけてしまいました。

この時期には子育てと仕事をしながら、WEBサイトのPV数を増やすために短期間で100記事近く執筆。より多くの方に知ってもらえるようにとインスタグラム運用も基礎から学び直し、講座も受講しました。そこで学んだ知識を活かしてアカウント設計やコンテンツの質の向上を図りつつ、投稿は最低でも週3回を下回らないように。人気のアカウントをリサーチして、それを瀬谷なびに落とし込みながら、じわじわとフォロワー数を増やしていきました。

同時に瀬谷でイベントがあれば顔を出し、自己紹介をして名刺を交換する。地道ではありますが、とにかく必死で「瀬谷なび」を育てました。

そんな地道な活動の成果を肌で感じ始めたのが8月のこと。名刺をお渡ししたときに「怪しい人」だと警戒されることもほとんどなくなり、むしろ「えっ!瀬谷なびさん!?毎日見てます!」「瀬谷なびさん、フォローしてます」「会えて嬉しいです!」と、歓迎して頂けることが増えてきたのです。

同時期に瀬谷区役所主催のイベントに協力させていただいたり、三ツ境のお祭りのポスターデザインを任せていただいたり、インターネット上に限らず、オフラインでの活動の幅も広がり、地域特化型メディアとしてようやく手ごたえを感じられるようになりました。

多少の影響力を付けながら、商店街で商いをする皆さんや、瀬谷の事業者の方、区役所の職員さん、そして瀬谷で暮らす人たち。いろいろな人の声が届くようになり、瀬谷なびのようなメディアを求めていたという声の多さに驚き、取り組んでいきたいと思う地域の課題も増えていきました。

もともとは瀬谷なびが失敗しても大丈夫なように、WEBライター業と両立して瀬谷なびを運営できればと考えていました。しかし7ヵ月間本気で瀬谷なびに向き合ってきたことで、もっと本気でやりたい。地域活性化に取り組みたい。そんな想いが強くなりました。

WEBライターの仕事は書けば書くほど安定してお金がもらえますが、代わりの効く仕事です。わたしがお仕事を断っても、代わりのライターさんはごまんと居ます。

でも、瀬谷なびはわたしにしかできません。

使命感にも似た気持ちで、わたしはWEBライターという安定の道を手放す決断をしていました。抱えていた案件は大手クライアントさんが多かったので惜しい気持ちもありましたが、これは自分自身への決意表明でもあります。

これからの運営方針と「瀬谷の架け橋作戦」

瀬谷なびを長く健康的に続けていくうえで絶対に必要なのがマネタイズ。

瀬谷なびだからこそ提供できる価値を提供し、それに見合った金銭を受け取る。お仕事にしていくための仕組み作りです。瀬谷なびにとっても、相手にとっても絶対にWin-Winでなければいけませんし、これが確立できなければどんなにニーズがあったとしても瀬谷なびを続けることができません。

そこでまず最初に、これまで完全無償でお受けしていた取材・執筆・掲載を有償化することにしました。価格は取材のボリュームや文字数、案件によって異なりますが、地域で頑張る小さなお店や個人でも利用していただけるように5000円~という価格設定にしました。正直破格だと思います。

わたしは元々美容師をしていたのもあり、プロの技術の安売りや市場価値を下げてしまうような安易な値下げはすべきではないという考えです。

とはいえ、適正価格のたとえば2万円をポンと出せるお店や個人さまは多くないはず。そうなると、適正価格とはいえ本当に助けたい困っているお店や人にとって、手の届かないサービスになってしまいます。

そこで、取材掲載費はあくまでも地域応援価格で設定し、足りない分は地元企業さんからの協賛や広告掲載費で賄うことで瀬谷なびを運営する仕組みを作ろうと考えました。

瀬谷の架け橋作戦イメージ

そうすることで掲載のハードルが下がり、さまざまな人に活用してもらえますし「地域活性化や地域のための活動に取り組みたいけど、なにをしたらいいかわからない」という地元企業さまにとっての《地域と繋がる架け橋》としても役立つことができます。

この仕組みが上手く繋がれば、瀬谷なびを今後も末長く運営し、瀬谷の地元メディアとして地域の皆様にとって「楽しく役立つ情報」を発信し続けることができます。つまり、Win-Win-Win-Winなんです。

win-win-win-winのイメージ

さっそく、瀬谷なびWEBサイト上には瀬谷なびで紹介してほしい方向けのご案内ぺージと、パートナー様の募集案内ページを設置いたしました。

気になった方はインスタグラムのDMまたはWEBサイトのお問合せページよりご連絡ください。

《瀬谷なびパートナー》会員様には、運営のご支援をいただく代わりに瀬谷なびも全力でビジネスのサポートをさせて頂きます。一緒に瀬谷を盛り上げませんか?

最後に

瀬谷なびの情報発信活動は地域の皆様にとって有益なものであると確信しています。これから2027年の花博に向けて、地域活性化に貢献していけるように精進してまいります。みなさまに応援していただけるように、真面目に、一生懸命頑張りますので、ご支援いただけると嬉しいです。

読んでいただきありがとうございました。


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