2021セリーグ予想、中間報告

昨年の10月30日に書いてみた「どこよりも早い2021セリーグ予想」を見返してみたい。あの頃はどんな予想を立てていたのだろうか確認して、予想したストーブリーグの答え合わせをして、順位予想も変化があれば訂正したい。


>ヤクルトスワローズ 6位→6位 2021予想順位 6位
・楽しみは村上と奥川だけ?
○日本を代表するエース候補、奥川の活躍
×もうこれ以上削れない、あまりに薄い戦力
ドラフトでは慶応のエース木澤を1位指名。しかしヤクルトの現状は投手一人では変えられるものではない。
なにせただでさえ薄い戦力でリーグ最下位なところからエース小川、守護神石山、チームの顔である山田、この3人がFAを獲得し流出危機にある。
また親会社のヤクルトはコロナでも売り上げを伸ばした会社ではあるが、球団フロントも補強にやる気はなく、外国人も悲しくなるメンバーしかいない。補強はソフトバンクホークスのお下がり選手のみ。そしてそれは来年も変わる望みはない。
まず来年の6位は濃厚であり、その中でどんな楽しみかたを見つけていくかだろう。
・ここにも注目!FAの人的補償

【ふりかえり】
はい、大外れ。FA権を取得した山田、小川、石山が全員残りました。さらにヤクルト本社パワーと言われる補強を展開し、複数の外国人選手を補強。
とはいえ投手を中心にまだまだ戦力が不足しており、優勝やAクラスは難しいでしょう。ただ残留を決断した山田がこれを機にかつての打棒を取り戻せば、神宮で相手を火だるまにする打のチームとして大暴れ。どこかのチームを引きずり落としての最下位脱出は十分あり得ると思います。
【訂正】
2021予想順位 4~6位

>広島東洋カープ 4位→5位 2021予想順位3位~5位
・鈴木誠也のラストイヤーを飾れるか?
○崩壊した投手に再建の兆し
×大砲外人加入なしに浮上は難しい
栗林、大道、即戦力の投手を多く指名した。ここには今年カープの崩壊した先発陣を立て直す意気込みを感じる。
しかし広島東洋カープが優勝を争うために必要なのはエルドレッドやバティスタである。攻撃力は
広島、いや日本球界の宝である主砲鈴木誠也はおそらく来年オフにメジャーリーグへ移籍するだろう。
数年後に戻ってくる可能性もあるとはいえ、鈴木誠也のカープの花道を飾りたいがどうなるか。
・ここにも注目! 長野會澤野村菊池田中らベテランの処遇

【ふりかえり】
これはさほど変わらないかな。鈴木誠也のメジャーへの気持ちはあり、今年のオフかどうかは分かりませんがポスティングでの挑戦はあるでしょう。
新外国人大砲として獲得した3Aでタイトルを獲得したクロンも活躍出来るかどうかは不安。投手もドラフト戦力が活躍しても、3連覇当時のジョンソンの穴は大きいです。Aクラスもありますが、昨年が5位を考えるとヤクルトにやられての最下位転落もあるかも。
【訂正】
2021予想順位3位~6位


>横浜DeNAベイスターズ 2位→4位 2021予想順位 1位~3位
・戦力層はホークスに匹敵する
○先発
×ラミレスから監督交代でケミストリーは生まれるか
>2020も優勝候補であったが、どうも長打頼りの大味な野球や正捕手である伊藤光の二軍幽閉など不可解な采配も多く、勝ちきれなかった。
しかし離脱していたエース今永を中心に東、平良、大貫、伊納、濱口、上茶谷、ドラフト新人の入江など恐ろしい先発ローテーションが誕生しそうだ。
よくも悪くもクセの強かったラミレス監督から新監督になってチームがどう変わるのか?ただ他球団の動向次第だがAクラスは固いのではないか。
・ここにも注目! ソト、
オースティン、ロペス、誰を残すか

【ふりかえり】
当時の私、ずいぶんDeNAを買いかぶってますねー。ホークスに匹敵て(笑)ホークスに実際に巨人が完膚なきまでにやられた後ではとてもそんなことは言えません。
ロペスとパットンがチームを去り、さらには梶谷と井納が巨人移籍。コロナ禍のためか補強によるプラスもないですし、エース今永と2018新人王の東がどうも開幕微妙だそうなんです。過去の自分はAクラスは固い、としていますが今やBクラス濃厚に思えてきました。
【訂正】
2021予想順位4位~6位

>阪神タイガース 3位→3位 2021予想順位 4位~2位
・コロナや守乱の2020、厄を払って臨めるか
○新たな大砲佐藤を獲得
×藤川引退、能見福留退団・・阪神らしさって?
Pjとドリスが抜けたところにスアレスがきっちりはまるなどさすがの投手力であったり、ボーアやなどの外人起用に振り回されたが大山が本塁打王を争う成長を見せた阪神。
しかし藤浪のコロナ感染から始まりグラウンド外で話題になった感の2021であった。
また生え抜きのチーム功労者を多くが今年に一度に戦力外となったことで良く言えば血の入れ替え、悪く言えばまとめ役が不在となる。
まぁ続投の矢野監督で原巨人を倒せるとは思えない、しかし大崩もしないので2位から4位を予想する。
ここにも注目!阪急によるオフのコーチ改革

【ふりかえり】
ロッテからチェン、韓国リーグからMVP男ロハスJr.と最多勝のアルカンタラと投打のMVP獲りに成功しました。な、なんて補強だと当時は思ってましたが、菅野残留が決まった巨人をひっくり返せるかというと難しいと思いますね。
ロハスJr.とアルカンタラは通用すると思いますよ?ただ例えばメジャーリーグの地区2位の球団が昨年のセ・パMVPである菅野・柳田を補強して1位のチームに勝てるかというとちょっと難しいと思うんですよ。巨人には昨年それだけの差をつけられていましたから。
【訂正】
2021予想順位2位~3位

>中日ドラゴンズ 5位→2位 2021予想順位 4位~5位
・念願のAクラス復帰もエース大野次第で逆戻り
○ドラフトで地元の逸材を逃さず、充実したファーム
×来年のチームじゃない
2012以来のAクラスに帰ってきた。しかしそれもこれもエース大野の働きがあってこそであり、このナゴヤドームで絶対的投球を見せるエースかチームを去れば途端に優勝争いはおろかAクラスも難しくなる。
根尾→石川→今年の高橋とドラフト1位で多く逸材の高校生を指名。彼らが育つ頃には黄金期・・ただそれはいつかという話である。
主砲のビシエドもそこまで待てるかは分からない。それらを含めて来年のチームではないということで下位予想。
・ここにも注目!次の"黄金期"を担当する監督の動き

【ふりかえり】
当時の自分、そろそろ疲れてますね(笑)あとそういえばドラフトのころ2位でしたね中日。
ただ大野残留のツケは大きく、かなり経営も厳しいようで補強が出来ませんでした。投手陣と昔の中日らしい守備的な野球でAクラス争いは可能でしょうけど、優勝となるとビシエド選手の力だけでは難しいでしょう。
【訂正】
2021予想順位3位~4位


>読売ジャイアンツ 1位→1位 2021予想順位 1位~2位
○原采配、補強にも熱心な球団姿勢
×菅野の動向。球団がもう再来年を向いている
最多勝の山口が抜けて、FA補強にも失敗したのにも関わらず見事優勝の巨人。
菅野のメジャー挑戦があっても補強次第では優勝争いはできるだろう。なにせこのコロナで多くの他球団は選手を出したがっている。
しかし果たしてその補強をどこまでするかどうかはイマイチ不明である。なぜならドラフトでも書いたが今の巨人は2022に全力をあげており、来年の原監督15年目のシーズン10回目の優勝よりもそちらが優先されるということだ。
ただまぁ原監督だからなぁ。優勝かな
・ここにも注目!新キャプテンは坂本→岡本?

【ふりかえり】
これを書いたあとにソフトバンクホークスに惨敗し、DH制論争が起き、井納梶谷をFA獲得し、テームズスモークを獲得し、菅野が残留し、桑田真澄氏が投手コーチ補佐になることが決まりました。
この動きから見えてくるのは戦力補強の前に山口球団オーナーが原監督とガッツリ組んでいるということです。学年も2歳差と近いこの2人は私から見て第三次政権発足当初は利害の一致という部分が大きく足並みを揃えてる感じはなかったのですが。
恐らく昨年のコロナ禍でのプロ野球において原監督はかなり考えて動かれて発信もしていたので、そこで信頼を得て監督とオーナーという関係を越えたのかもしれません。
ただでさえ大差で優勝したチームです。こうやって球団フロントと現場が一体となられたら少なくともセリーグ5球団は勝ち目がないでしょう。
【訂正】
2021予想順位 1位


というわけで2021セリーグのペナントレース順位予想は
1巨人2阪神3中日4広島5ヤクルト6DeNA
としたいと思います。当たったらどや顔しますし、外れたら外れたで楽しみます。

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