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マチ針を打つ

今回のテーマは『マチ針のうち方』です

マチ針は2枚の布をとめるときに使います

大事な作業なので基本をきっちりおさえたいですね

簡単なことに見えるので自己流でされている方も多いかもしれません

でも 正確に縫うための第一歩です

2枚の布がずれないようにするための、まち針の打ち方があります

下のイラストのような打ち方はしていませんか?


こんな打ち方していませんか?


1⃣ 2枚の布の長さはあってる?

最初に縫い合わせる2枚の布の長さは同じか、ざっとで良いので確認します

布を*中表に合わせて、両端を重ねます

布の端がずれないように重ねます

長さを確認します

図解や動画では(わかりやすいように)縫う線が書いてありますが、実際の布を縫う時は出来上がり線は書いてないのです

なので、縫う線があることを想像して(イメージして)待ち針をとめるわけです。

*中表についての記事はこちらから



2⃣ 布のどこに打つ?


これから縫うところ=出来上がり線がずれないようにするのが 大事です


できあがり線をまたぐようにして打ちます(実際は線がないところに打ちます)

 

できあがり線が浮くように刺すとよいです

3⃣ 縫い目に垂直


ミシンで縫う時に、マチ針が邪魔にならないように縫い目に対して垂直(90°)でとめます

平行、斜めは✘ ずれやすいです

4⃣ 打つ順番


①両端(写真①)
②その間(写真②)
③さらにその間(写真③)


ついついやってしまうのが
端からとめていくこと なのです

端からとめていって、最後に合わなくなったら最初からやり直しです

一部分だけ見てとめていくというより、全体を俯瞰するイメージでとめてください、全体の長さを確認しつつ両端をとめていくって感じです

間に印(合印、ノッチ)があれば確認してとめます



5⃣ 針の頭はどっちを向く?

初心者用の本など何冊かで調べてみましたが(私も気になったので)
どちらも向きも混在してました。どちらでもよい!!やりやすい向きでやっってください。縫う位置や仕様によっても違うので臨機応変で!!

私は左手で抜くので、左頭(下の図)で打ちます



6⃣ 出来上がり線にとめるとずれやすい


下に重なったほうがずれてしまいます。

出来上がり線の2~3㎜手前に刺して、2~3㎜向こう側から出す・・。5㎜程度浮かせてとめると、ぴったり合いますよ


意外とこのとめ方、やってる方多い気がします




できあがり線をまたぐように、浮かして止めるとずれにくいです

7⃣ ここまでを動画でみれます




8⃣ 臨機応変も大事


ただし、素材、仕様、デザインによって打ち方など変わることもあります

臨機応変に、自分のやりやすい方法でやることも大事だとおもいます。


どんな方法であれ、2枚の布がずれないように縫えればよいのですから


9⃣ 作り方、縫い方もたくさんの方法の中の一つ

書籍や講師によって伝えること、言っていることが微妙にちがうのも、先生や作家さんの個人差です。個性です。人によりやりやすいと感じている方法が違うのだと思います。そしてきれいにできる方法をとるのか?早くできる方法をとるのか?など優先順位をつけて方法をお伝えしていると思います。

ですので、ここで私が伝えしていることも、書籍や自分の支持している講師と違っているかもしれません。たくさんある考え方、方法の1つである、と思うのも有りです。

お伝えして方法でやってくだされば、服作りができるように、精査してお伝えはしています!!

のでご安心ください。

⑩ 待ち針の種類


厚い布をとめるときには 太い針でできた待ち針
薄い布をとめるときには、細い針でできた待ち針

頭の部分がアイロンが当たっても溶けない耐熱性のもの

頭の形がひらべったいもの、丸いもの

など、用途に合ったものがたくさん出ていますので、お気に入りの道具でモチベーションをあげていきましょう!!


 



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