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【ミシンの練習】ミシンの針の位置 左側と真ん中どう違うの?

こんにちは!
ソーイングスクエア管理人です。
本日もハンドメイドに関する耳寄りな情報をお届けしまーす♪

本日のテーマはこちら。

「ミシンの針の位置 左側と真ん中どう違うの?」


ほとんどの家庭用ミシンには、このように同じ直線縫いの縫い目でも針の位置が左側の左基線と、針の穴が真ん中の中基線とが内蔵されており、選べるようになっているのですが、みなさんご存じでしょうか?

そもそも、どうして針の位置が異なる直線縫いがわざわざあるのでしょうか?違いってあるの?と疑問に思う方も多いですよね?


まず、家庭用ミシンの場合は、針が落ちる金属の針板の部分は、このように横広に穴が空いています。
これは、家庭用ミシンの場合、直線縫いだけではなく、ジグザグ縫いなどを縫うために横に針が振れるようにするためです。


職業用ミシンや工業用ミシンは直線専用なので、このように針板には針穴の丸い穴しか空いていません。

家庭用ミシンの機種によって、電源を入れたときの最初の針の位置が真ん中にあるものと左側にあるものとあるようです。

【 針の位置が左(左基線)】

こちらのシンガーのミシンは、基本は左基線となっていますね。
この針が左側にくる左基線のメリットとしては、針が針板の穴の一番左端に落ちるので、左側の隙間がなくなり、薄地を縫う際に針が生地を穴の中に押し込んでしまう可能性が少なくなります。
薄手の生地を縫われる際は、針の位置は左で縫うのがおすすめです。



【 針の位置が真ん中(中基線)】


たしかに針の位置が真ん中になる中基線の場合は、針板の穴の真ん中に針が落ち、その両脇に隙間がある分、薄地を縫った時に食いこんでしまうことがあります。
しかし、針の位置が真ん中に落ちるということは、押えも左右均等に布地をしっかり押えてくれますので、まっすぐ縫う場合はこちらの中基線で縫うのがおすすめです。


針の位置が左基線の場合、縫う箇所によっては、下の画像のように、下の送り歯全体にしっかりと布が載らないことも・・・
針の位置が中基線の方が、布をしっかりと送ってくれそうですね。


【 針からの距離を知ろう 】


また、上手に縫えるようになるポイントとして、針の位置と押えの幅を知っておくといいですよ~

針板にはこのように数字が書かれていることが多いですが、この数字は、針からの距離を表しています。
1.0は、針からこの線までの距離が1.0cmということになります。

ここで注意していただきたいのが、この距離は、針の位置が真ん中にある時の針からの距離です!※このミシンの場合。

縫い代1.0cmの場合は、布の端をこの1.0の線に合わせて縫うことで、わざわざ下準備で線を引いたりしなくても、きれいに縫うことができます。



針の位置が左基線の場合は、1.0cmだとこのあたりになりますので、押えのこのあたりが1.0cmというふうに、覚えておくといいですね。

このように、針の位置が異なると、縫う時に目安とする距離感も変わってきますので気を付けてくださいね。

また他の押えに変えて縫う場合は、針の位置によっては、押えに当たってしまって折れてしまうことがあるので、必ず縫う前に確認してくださいね

いかがでしたでしょうか?
針の位置にこのような違いがあるとはご存じない方も多かったのではないでしょうか?
まずは、ご自身のミシンの針の位置、確認してみてくださいね~♪


ソーイングスクエアでは、ハンドメイドに関するさまざまな情報を発信していきます。
皆様のハンドメイドの参考に少しでもして頂けるとうれしいです。
それでは次回もまたお楽しみに~!!

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