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ジャージーセットアップ人気の理由


仕事着が多様化する昨今ですが、特に経営者や個人事業主の層を中心に、ジャージーセットアップの人気が高まっています。

その理由について、お客様から直接お聞きした声をまとめたいと思います。


そもそも「ジャージー生地」とは?

ジャージーとは「編み物」生地の呼び方の一つです。輪っかをつなげるように編んでいくので、糸の種類に関わらずかなり伸縮性が出ます。

輪っかを繋げるように「編む」ジャージー生地
伸縮性が出る


一方、通常皆さんがスーツの生地でイメージされる艶のある、またはパリっとした生地は「織物」なので、見た目も質感も全く異なります。

たて糸よこ糸で「織る」スーツ生地
強度が出る


ちなみにそれぞれの出来上がりはこんな感じです。

ジャージーセットアップ
スーツ

見た目のドレス度が、スーツ>ジャージーセットアップとなるのがよくわかりますよね。



それでは本題。実際のお客様の声から、人気の理由をみていきましょう。


ジャージーセットアップ人気の理由
(実際のお客様の声から)


1.スニーカーと合わせられる

スニーカーが好きで、中にはコレクターと呼べるレベルの方も。

普段からスニーカーを履き慣れていると、その楽さ・歩きやすさから革靴を履く気になれない。

スニーカーを履きながら合わせられるスーツのような位置付けで、使いやすい。

2.ゆるく見えすぎないのに疲れない

とにかく楽で疲れない服装で仕事をしたいが、パーカーやスウェットだと(急遽)お客様と会う時に若干気まずい。

ジャージーセットアップだとスーツの形をしているうえ伸縮性もあり軽いので、疲れなくてとてもいい。


3.普段シャツを着なくなった

シャツは首周りがきついので、Tシャツやカットソーなどグルーネックのものしか普段着なくなった。

セットアップは襟付きなので、こうしたインナーに合わせてもちゃんとして見える。

逆にスーツにTシャツを合わせるのは難しく感じている。

4.既製品でよく見るストレッチ素材よりもカッコいい

セレクトショップなどを回っても、スポーツっぽくて若干安っぽいストレッチ素材のセットアップが多く、おしゃれなジャージー素材のものがあまり見当たらない。

また、既製品はシルエットがゆる過ぎることが多い。腰回りを絞ってカッコ良くしたいのに。


5.朝、組み合わせを考える時間を省ける

スーツならネクタイとシャツと靴、ジャケパンならその組み合わせなどを朝考えないといけないが、セットアップなら制服のような感覚で着れて楽。


まとめ

いかがでしたでしょうか。

お客様の声から、スーツよりもセットアップの方が「カジュアルである」が「カジュアル過ぎない」という面が、それぞれのライフスタイルでメリットに繋がっていることがわかります。

そのうえで、ジャージーという伸縮性や動きやすさは、直接的な言葉には表れませんが、スタイルを作る前提として好ましく感じられているように思います。


これらはもちろん、すべての業界業種に当てはまるものではなく、金融業界・広告業界などの一部ではまだまだスーツが根強いという一面もあります。


この機会に、ご自身の仕事着とそれを着る理由を見つめ直してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございます。