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国際人種差別撤廃デー 

いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
 
3月21日は「国際人種差別撤廃デー」となります。
1966年の国連総会で制定されました。
 
1960年のこの日、南アフリカのシャープビルで、人種隔離政策(アパルトヘイト)に反対する平和的デモ行進に対し警官隊が発砲し、69人が死亡する「シャープビル虐殺事件」が発生しました。
この事件が、国連が人種差別に取り組む契機となったことから、人種差別撤廃のための記念日とされたそうです。

南アフリカのアパルトヘイトは、1994年に撤廃されたとされています。
その年、新しく選出された南アフリカ大統領、ネルソン・マンデラが国連総会で演説し、アパルトヘイトが征服されたことを歓迎し、「その歴史的変化が訪れたのは、人道に対するアパルトヘイト罪の排除にかかわってきた国連の多大な努力によるものであった」と述べたそうです。

ただ、いまだに、人種差別は変わらず残っています。
その闘いも世界中で続いています。

2023年、国連が発表した包括的反差別法制定のための実践ガイドは、国内で包括的に差別に対処するためには、国際人権基準に沿った法制定と施行、平等機関および国内人権機関の設置が必要であると提起しています。

特に、国内人権機関は、人権の保護、人権侵害の調査と救済、さらには予防的措置としての啓発など、マイノリティに対する差別に取り組むうえで重要となる役割を担っているそうですが、日本には国内人権機関はありません。
 
ちなみに、数日前の報道に「特定技能、自動車運送業や鉄道など4分野追加へ 自民が了承」という記事がありました。
この内容は『人手不足の産業で外国人労働者を受け入れる在留資格「特定技能」について、自民党の合同会議は、新たに「自動車運送業」「鉄道」「林業」「木材産業」の4分野を受け入れ対象として追加し、現行12分野を含めた計16分野で2028年度までに最大82万人を受け入れる政府案を了承した。月内の閣議で正式決定される見通し。』とありました。
 
この様に、人手不足の産業について海外からの労働者の受け入れる政策を進めようとしていますが、トラック運送業などの2024年問題などへの対応には間に合わず、ましてこの円安の状況で果たして外国人労働者が日本に来るのかどうか?
 
先進国との自負があるのであれば、国内人権機関の設置なども含め、しっかりとした対応が必要だったと、今更ながら思いますし、もう少しワタシ達も声を上げるべきだったのかも知れません。

もちろん、技術の進歩で無人による輸送等で人手不足解消につながることも期待していますが、ワタシ達の資産形成においても、ワタシ達とその次の世代のための産業に投資をする事が大切だと改めて思いますね。
 
本日の1曲は、オフコースの「さよなら」です。

本日は、ここまで。お付き合いいただき、有難うございました。

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