こんなところで生きている
いま、あなたの心の中には、どの様な音楽が流れていますか。
先日、とある大きな業界の会合に参加するため、夕方の東京駅丸の内中央口に降り立ちました。まだ暑さは残ってはいますが、少し風が吹いていたこともあり“心地よく”感じていました。さらにタイミング良くイヤホンから流れてきたのは“Desperado”。イーグルス(Eagles)の楽曲です。イーグルスと言えば1976年発表の「ホテル・カリフォルニア」 (Hotel California)が有名ですが、この曲は1973年に発表された曲です。
「Desperado」とは、日本語に訳すると“ならず者”となりますが、この曲はピアノによるイントロからスタートするのですが、どことなく寂寥感を漂わせています。そのメロディーラインからも、ワタシには夕陽に佇む青年の後ろ姿を感じてしまいます。
さて、東京駅丸の内中央口といえば、復元された旧東京駅の煉瓦の建物と、丸ビルを始めとするビル群、さらに皇居方面に続く歩行者道がビル群を割くかの様に伸びています。この時間帯には西日が東京駅を照らしていますので、多くの観光客やビジネスパーソンもスマートフォンでその光景を収めています。翻って、西日を背に煉瓦の東京駅を眺めると、その後ろには八重洲のビル群が夕陽に照らされています。
36年前、北国の片田舎から出てきたワタシにとっては、この景色は“ならず者”ではないのですが、この曲の一部分がとても心に残っています。
“It may be rainin’ but there’s a rainbow above you You better let somebody love you You better let somebody love you before it’s too late”。
イヤホンから流れる“Desperado”を聴きながら、すっかり感傷的に「こんなところで生きている」と呟きました。
と浸っている場合ではなく、会合の開始時刻が迫っており、そこからはイヤホン外して二重橋まで走りました。ある意味、まだ若いなと感じつつ笑
今日の1曲はイーグルスで「Desperado」です。ちなみにこの曲、平井堅さんもカバーされていました。
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