-僕は君の「熱」に投資しよう-初めて書評を書きます
佐俣アンリさんの「僕は君の「熱」に投資しよう――ベンチャーキャピタリストが挑発する7日間の特別講義」という本を読んだ。
アンリさんとは、Makers Universityという私が1期となぜか4期でもお世話になっていた起業家コミュニティのメンターの1人で、多分彼は私のことは覚えていないと思うけど、勝手ながら身近な存在に感じていた。
そんな人が書いた本だったからすごく楽しみにしていた。
私が一番記憶に残っているのは、確か3年前のMakers Universityのデモデイ。
その日、アンリさんがいらっしゃっていて、パネルディスカッションがあり、そこで質問する機会があった。
ちょうど私は「世界を変えよう」と意気込んで始めたスタートアップをやめたばかりで、落ち込んでいた時期。
Makersの仲間たちが当たり前のように起業していたから、共同創業者の男の子に誘われて、当時はCOOとしてジョイン。
彼がプレッシャーで折れたとき、私の心も折れた。
今思えば、彼に期待しすぎていたんだと思う。
「始めたスタートアップを続けられなかった、失敗しました。
将来、どうしたらいいのか悩んでいます。
就職するのか、また起業するのかどうするべきでしょうか」
「何度だって打席に立てばいい。
空振りしてもいいからフルスウィングすべき。
中途半端なスウィングする人は一生当たらない。
誰も評価しなくてもフルスウィングをし続ける」
その言葉を今でも鮮明に思い出せる。
2社目をやっている今も恐い。
自分の事業を信じられなくなることもあるし、5回ぐらいピボットしている。
特にここ数ヶ月はカンボジアから日本に一時帰国して落ち込んでいた。
カンボジアで事業をしているのにカンボジアにいない、
日本にいても理解してくれる人もいない。
スタートアップの人でもなぜカンボジア?日本でやればいいじゃんと言われる。
どうせ話しても理解されないし、「起業してるの?すごいね」と言われたいわけじゃない。だから初対面の人にはニートですと話していた。
けど、本を読んで本気でやれよと頰をたたいてもらった気がした。
落ち込んでいる暇も、悩んでいる暇もない。
僕は前に進んでる、だから君もやれよと。
せめて起業家であろうと思う。
自己紹介、ニートですは今日で終わり。
何度だって立ち上がろう、何度だって前を向こう、自分が描く未来が、目指したい場所があるなら、そこへ向かうしかないじゃないか。
まずは、アンリさんのマンスリーピッチに申し込むところから始めますかね。
P.S.
今回は、献本という形で2冊いただいたので、1冊は母校の中高に献本しようと思います。
読んでいただけただけでも嬉しいですが、サポート頂けると泣けるほど嬉しいです。今後もっと執筆に時間をまわせます。ありがとうございます