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ルロイ・アンダーセン

https://www.youtube.com/watch?v=1-SkeVHoYIQ&t=6s
まずはこの動画をご覧ください。
日本でいえば、相撲の「初っ切り」に相当するクラシックでの面白音楽です。作曲家であるルロイ・アンダーセンの作品は、きわめて庶民性の高い楽曲が多くなっています。

しかも、彼の作品はそのほとんどが、アーサー・フィドラー率いるボストンポップスオーケストラが演奏を担当しています。
その中でも、動画で紹介した曲は「タイプライター」で、実際の演奏でも指揮者の横で、タイプライターを演奏に合わせて打つという、かなり変わった景色の演奏です。

彼の作品で最も有名なのが、「トランペット吹きの休日」です。トランペットの三重奏が軽快なテンポでホールに響き渡るのです。これを聞いた人は、本当に気分が高揚すること間違いなしです。タイトル写真の出典:Wikipedia

他にも、シンコペーションワルツというこれまた一風変わったリズムの曲も有名です。シンコペーションと言われると、音痴の方はちょいと身構えてしまような音楽的素養が試されるものですが、曲はそんなことは微塵も感じさせない「和める」ものです。

ジョン・ケージのように『4分33秒』などという、考えようにとっては、人を「おちょくっている」かのような曲とは違い、人々を楽しませるサービス精神溢れた方だったのではないかと思います。

ちなみに『4分33秒』という曲?は、オーケストラは一切楽器を弾かずに、指揮者がタクト振り上げたときに演奏の形態をとり、タクトを収めるとオーケストラも休めの形に戻りますが、その間何も音を鳴らさないんです。閑話休題。

軽快で楽しい曲ばかりですが、実際に演奏するのはかなり困難な曲のようですね。とにかく、一枚CDを購入して聞いてみてください。結構知っている曲が多い筈です。

気持ちが沈む勝ちの時に聞くのではなく、今日はハッピーという時に是非聞いてほしいと思います。

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