高見沢俊彦の美味しい音楽 美しいメシ

The Alfee と言えば、息の長いバンドですが、その中でも派手さでは一頭地を抜く存在が、高見沢俊彦です。あれだけ煌びやかな衣装をまとい、パフォーマーを感じさせるギター演奏スタイルは、若さを通り越す何かを感じます。そんな彼も今69歳です。

そして、長い芸歴で培った幅広い親交によって、さまざまなジャンルのマーナ―バンドとの接点も数多く持っているようです。それをフルに発揮して出来上がっているのが、この番組です。

マイナーバンドがこんなに数多くあり、皆それぞれ長い期間活動を続けていることを、この番組で知ることになりました。
個性丸出しのマイナーバンドは、どの程度の人気があるのか全く知識がないので想像もつきませんが、少なくとも今の番組進行の具合を見ると、まだまだ多くのバンドが、コアなファンに支えられて生計を立てていることがうかがえます。

実際のところ、かなり灰汁の強いバンドばかり主演していますが、そんなバンドであっても活動履歴は、15年とか20年に達しています。
実は、毎回番組を見てて驚くのが、それぞれのバンドのその長い活動期間、バンド生活が中心となってこの業界生き続けていられるということです。

決して、商業的には、表立って評判が高まるといったたぐいの曲作りでは有りませんから、正直な感想として、「よく続けられているなぁ。」ということです。その裏では、アルバイトしてそのお金でコンサートを回しているかもしれません。

それだけ、深い音楽愛があるのでしょう。彼らにしてみれば、ずっと第一線で活躍してきている高見沢俊彦という存在と、一緒にセッションできるのは、ある意味ここまで続けられてきたご褒美のようなものかもしれないと思ってしまいました。

でも、それは少しばかり驕った感想かもしれません。むしろ、「そんなことは考えてないよ。僕たちのスタンスは、ぶれないの。」と、キラキラとした目で言われてしまうかもしれません。演歌歌手のように、ヒット曲を1つ持っていれば、全国、津々浦々、ドサ周りをして稼ぐことができています。

こうした考えは、自分がその世界に足を踏み入れてないから出てくるものです。そう感じた瞬間、自分がひどく矮小な存在に見えてきました。

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