OM SYSTEM

ダイナミックにカメラのコンピュテーショナル フォトグラフィ機能を追求するOM SYSTEMが、またもや画期的な機能を搭載するマイクロフォーサーズ気を発表してきました。OM-1Ⅱ そう、フラッグシップ機の新製品です。

撮像素子そのものの画素数は変わっていませんが、画像処理エンジンのアルゴリズムの改良で、こんなにも鋭い発想を実現できることに、毎回驚かされます。しかも、脅威の処理能力を実現するCPUは、大きな負荷がかかっていると必ず熱が発生しますが、これを徹底的に抑え込んだおかげで、プロのカメラマンから熱に強いカメラとして認知されています。

やはり、オリンパスという傘が無くなったおかげで、自由な発想を実現できる開発環境に変わったことが、OM SYSTEMの分社化の最大のメリットと言えるようです。

お待たせしました、画期的な機能とは、そうグラデーションNDフィルタです。カメラの感度が上がるにつれて、低照度を人工的に作るのが、NDフィルタの役目です。そもそも、NDって何でしょう。
Neutral Density の略です。固い訳ならば、「中立な濃度」ということになります。

簡単に言えば、レンズから入る光量を減らして、スローシャッターを切りやすくする・・・例えば、滝の水が落ちるさまを、強い光の下で撮影するとシャッター速度が速いので、流れているより飛沫が粒だって見えてしまう結果になってしまいます。

それを、NDフィルターを使えば、流れるような滝のイメージに合わせて撮影できるというわけです。でも、フィルターを使うということは、当然ながら一手間二手間かかるわけです。

それを、カメラ側のオプションで実現できるようにはなっていました。
ただし、それは画面全体を暗くする方向でしか設定できませんでした。それを、今度は画面の途中からだけNDをかけられるようにアルゴリズムを組んできたわけです。

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