指紋認証

最近、困ったことが起きました。
スマホ起動は、指紋認証を使用しています。たまに、読み取りができないと、暗証番号を入力するタイプです。その読み取りがこの頃やたらエラーになるのです。

どうも、年齢が上がってきた人に特有の「指紋すり減り」状況に陥ってしまったようです。小学校や中学校では、そろばんを習っていましたが、伝票算は実際の伝票を次々にめくっていきながら、そろばんの加減算を行うものです。その伝票をめくるときは、親指にゴムのサックをはめるか、ワセリンを加工したクリームを塗ったものです。

その伝票算は、私はとても得意にしていたのです。なぜか、それは指先にありました。とても寒い日や乾燥した日が続いても、このころの私の指先から潤いが無くなることは考えられず、勿論、指サックやワセリンのお世話になることもなく同年代からも羨ましがられたものです。

それから齢を重ねてきました。そして、気が付けば、お札を勘定するにも不自由するほど指先は乾燥していて、書類がぴったり重なっていたりすると、一枚めくるところを三枚めくってしまう……ということが、結構ストレスになっています。

そんな指なので、少し乾き方が凄いと、電話の指先認証でエラーが出るなんてことに……。
これは、今、少し危惧していることですが、車を運転していてもハンドルをしっかりと握っている気持ちを持っていても、カーブに差し掛かって大きくハンドルを切るときに、がっちりホールドしながらハンドルを回すように常に意識しています。

指先が滑ってガッチャンなんて、考えたくもありません。
でも、こう考えてくると、老人に限らず「ハンドルの切り損ない」と言っている事故は、案外、こういった指の加減が影響しているのではないかと思うようになってきました。

体の変化が有っても、ハンドルの操作性に影響を与えないような材質を開発して、ハンドルに適用することは、かなり重要になるのではないかと思います。なぜなら、年齢を経るにつれて、握力は低下してきますから、ハンドル側に握力センサーを付けて、ハンドルを切る操作を適切な値に変換して、車に送り込む装置が必要となる時代が来ていると思います。

自動運転が可能となっても、速度があまり出ていな領域での車の回頭性能は通常走行時より明らかに鈍いものが有りますので、こういったシステムは必須になるんではないかと思います。

指紋認証の話がエラク広がってしまいましたが、ぜひ、皆さんにも考えてもらいたいですね。自動車メーカーの方がこの記事を読まれたのなら、記事の内容について感想をいただきたいとも思います。


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