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作曲の入り口

このタイトル画像は、インターネット社の音楽ソフトである「ABILITY」の紹介動画の一部です。この弟分にあたる「Singer Song Writer」を使っていましたが、自分にはそんな能力もないと思いつつも、メーカーからのアップグレードメールの誘惑に負けてしまって、最新版を購入してしまいました。

まだあまりコンピュータ音楽が世間に認知されていない頃、ローランド社の「ミュージ郎」を買って、パソコンに組み込みました。このころは、ハードウェア音源しかなく、ソフトとパソコンの増設スロットに差し込む形のボードをセットして、初めてソフトが起動するようになっていたのです。

最初に打ち込んだ曲が、「夏をあきらめて」だったのですが、メロディー部分と伴奏部分の拍がずれてしまいました。でも、これが意外なくらい良い雰囲気だったので、カセットテープに録音し、何と自分が当時習っていたエレクトーンの内輪の発表会でそのテープを披露しました。

また、自分の演奏でも同じ曲を弾いて、自分的には満足な時間を過ごした思い出が有ります。その感覚をずっと持ち続けていて、次々に発表されるハードウェア音源が欲しくてたまらない時期が有りました。ところが、CPUの性能が上がり、ソフトウェアシンセの性能がぐいぐいと向上してくると、いつの間にかハードウェア音源は市場から消えてしまいました。

元々DTM(=デスクトップミュージックの略)に興味を持つ人の数は、マイノリティと言ってよいくらいの勢力なので、市場のパイはさほど大きくありません。ですから、一つのトレンドとして存在したハードウェア音源が姿を消すのは、自明のことだったのかもしれません。

そして、今です。取り敢えず市場で一番力のある一般向けのソフトを入手したわけですが、これがなかなかの難物です。これはやはり、専門のスクールに通わないと年齢的に厳しいものを感じています。そうはいっても、そんなに裕福なわけでもないので、ネット上の教則画像を拾って、練習中です。

単音しか出なかったシンセが、今や民生機でも16くらいのノートの合奏が気軽にできる時代になっています。でも、それだけ多くのトラックに打ち込むことが絶対条件ですから、これはかなり根気がいる作業です。これを成し遂げたら、自分の中でかなり大きな喜びを感じること間違いなしです。

さて、誰に何という曲を打つ込むと思いますか。ヒント、歌謡曲や演歌ではありません。和声ポップスかと言えば、それも少し違います。さぁ、答えはなんでしょうか。

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