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想定金額を大きく上回る調達に成功。N.D.Promotionの融資サポート導入事例

SEVENRICH Accounting(以下:セブンリッチ)では、銀行から融資を受けたい企業をサポートする「資金調達サポート」を行っています。本サポートを担当するのは、メガバンク出身のメンバー。銀行員の視点を持ちながら、融資を受けたいクライアント、融資をしたい銀行両者にきめ細やかなサポートを行い、成功へ導いています。

本noteでは、2023年春に資金調達(融資)を成功させたN.D.Promotion 代表・金丸雄一さんにインタビューを行いました。

株式会社N.D.Promotion
タレント・インフルエンサーのマネジメント及びZ世代向けマーケティング支援、メディア運営、クリエイティブ制作を展開するトレンドクリエイティブ・エージェンシーです。

金丸 雄一(かなまる ゆういち)N.D.Promotion 代表取締役
1987年北海道生まれ。法政大学法学部卒業後、2012年株式会社N.D.Promotionを設立。ソーシャルメディア黎明期よりSNSを活用したタレント育成・開発や、Z世代女性向けWEBマガジン「Nomdeplume」の創刊を行う。現在は、Z世代を対象としたシンクタンク組織「Z総研」の発足や、TikTok広告クリエイティブの提案・制作・キャスティング、プレイスメントWEB(SNS)ドラマのプロデュースなどスマホネイティブ世代へのアプローチや行動分析・コンテンツ開発などに従事している。

稲葉 大二郎(いなば だいじろう)
メガバンクで7年半勤務後、デロイトトーマツグループ、ベンチャー企業2社で財務人事領域の責任者を経て、2022年SEVENRICH Accountingに融資事業部責任者としてジョイン。


融資は「外部のプロフェッショナルへの委託が最良」と考えていた

――N.D.Promotionさんとセブンリッチのお付き合いは、いつごろから、どのような経緯でスタートしたのでしょうか?

金丸:2018年に、知人からセブンリッチ代表の服部さんを紹介してもらったことがきっかけでした。それまでは個人でやっている税理士さんに会計税務を依頼していたのですが、売上が伸びてきて、事業展開にいろんな可能性が見えてきた中で、それに対応できる会計事務所を探していました。セブンリッチは、IT系、ベンチャー・スタートアップを得意とする会計事務所だと聞いていたので、まずは会計税務からお願いすることにしました。

――初めての融資もセブンリッチと一緒に行っていますよね。

金丸:そうですね。当時は、会計税務を担当いただいているKさんに融資サポートも行っていただきました。2022年の秋にKさんに「2度目の融資を受けたいと考えている」と相談したところ、「元銀行員の融資担当者が最近入社したんです」と稲葉さんを紹介してもらい、そこからは融資に関することは稲葉さんと一緒に進めていきました。

――なるほど。今回融資に踏み切ろうと決断したきっかけを教えてください。

金丸:今回の融資の主な目的は2つ、採用と長期的な運転資金の獲得です。売り上げが伸びていく中で、各部署で人が足りない状況になりつつありました。また、今は経営層を除くとほとんどが20代前半〜半ばのメンバーですが、多様なメンバーを採用し、層を厚く、より強固な組織にしていきたいと考えています。

これまでは短期的なお金を作るためのアクションを取らなければいけないシーンも多くありました。ここからは、ただ「お金を作る」だけではなく、会社を大きくするために「より良い選択」をしていきたい――僕自身が安心して事業を進めていくためにも、融資を成功させて、どっしり構えて長期的な戦略を練っていきたいと思っていました。

――資金調達・融資を行う際は、経営者ご自身が行うケース、CFOを採用するケースなど、企業によってさまざまなアプローチがあります。今回セブンリッチにご依頼いただいたのはなぜですか?

金丸:私自身に資金調達・融資に関するノウハウはなく、別の業務にも追われているため、ゼロから習得するのは得策ではないと思っていました。また、弊社の事業モデルや事業サイズから、資金調達も単発でしか発生しないだろうと思い、専任のCFO採用も考えていませんでした。

僕たちのビジネスは、マーケティングやコンテンツ制作は専門ではないというクライアントに対してサポートを行うものです。「餅は餅屋」の大切さを身に染みて感じているからこそ、融資については外部のプロフェッショナルに委託するのが最善の選択だろうと思っていました。日常的に会計税務もサポートいただいていて、弊社の財務状況や事業内容を深く理解いただいていたこと、セブンリッチのスピード感やコミュニケーションの取りやすさを知っていたたこともあり、セブンリッチにお願いすることに迷いはありませんでした。

スピード感のあるコミュニケーションで、ストレスが無かった

――稲葉さんは、初めて金丸さんと話したときの印象を覚えていますか?

稲葉:「ポテンシャルを感じてワクワクした」というのが最初の印象ですね。もっというと、元銀行員として血が騒ぐような感覚がありました(笑)。というのも、決算書を拝見したときに、数字で語れる部分がものすごくたくさんあったんです。これまでに金丸さんがやってきたこと、残した成果、未来予想図がすごく読み取れて、「自分が銀行の担当者だったらすごく稟議を書きやすいぞ」と。

金丸:稲葉さんが元銀行員だからなのか、銀行の担当者と上手く意思疎通されている印象がありました。「言わずとも伝わっている」ような部分も多くあるように見えて、すごく頼りになるな、というのが最初の印象です。

本格的にコミュニケーションを取り始めてからの印象は「とにかくレスポンスが早い人」。僕は社内でチャットツールを使った即レスを心掛けているのですが、稲葉さんも仕事のスタイルが全く同じで。社内のコミュニケーションと同じようなスピード感でコミュニケーションを取れたので、まったくストレスがありませんでした。

稲葉:それは僕も感じていました。経営者によっては「もうセブンリッチさんのほうでうまくまとめておいてよ」とご依頼くださるのですが、それだと確認に時間がかかるばかりか、得られるものが小さくなってしまう場合もある。金丸さんは意思決定にしっかりと関わってくれたうえに即決・即レスだったので、進行は非常にスムーズでした。

――融資を進めていく中で、具体的にはどのような場面でセブンリッチとクライアントさんの間での確認が多く発生するのでしょうか?

稲葉:銀行からお金を借りるとき、僕たちセブンリッチは「N.D.Promotionの財務担当兼営業担当」。銀行に「あなたたちの融資というサービスをわたしたち(N.D.Promotion)に投下するとこんな効果があるよ」と伝える仕事です。

当然事前に事業を深く理解したうえで話をしに行きますが、やはり数字やロジックを一番語れるのは金丸さんです。「僕たちはこういう仮説を持って、このロジックでいこうと思っていますが実態はどうですか?」と真偽を確認したり、「こんな情報があると先方にも伝えやすいのですが、ありませんか?」と追加の情報をいただいたり、という確認はよく発生してました。それに対しても金丸さんはすごいスピードで答えてくれていましたね。

金丸:士業の場合、メールでやりとりされる方もまだまだ多いと思いますが、それだと僕としても腰が重くなってしまいます。稲葉さんは、チャットツールを使うだけでなく、僕がYes / Noだけで答えられるような聞き方をしてくれたので、即レスしやすかったというのもありますね。

――融資決定までのフローで、印象的だった出来事はありますか。

金丸:やはり印象的だったのは、プロジェクトが進んでいく中で少しずつ大きな金額が見えてきたことでしょうか。

実は最初に融資についてセブンリッチに相談したとき、明確な目標金額は定めていませんでした。「前回がこのくらいだったら、今回は大体このくらいだろう」くらいの感覚しかなく自分の会社にどのくらいのポテンシャルがあるのか、どこまで攻めていいのか全く見当がついていなかったんですよね。

ですが、稲葉さんと一緒にプロジェクトを進める中で「もっといけると思う」という話を何度かしていただいて。あるとき「新規の金融機関にも当たってみようと思いますがどうしますか?金額も当初の想定よりいけると思いますが、行けるとしたら行きたいですか?」と連絡をもらいました。そこで自分なりに立ち止まって考えてみて、行ってみようと。

稲葉:経営者の方やビジネスサイドの方が、融資可能な金額に検討がつかないというのはある意味当たり前の話で、それをサポートするのが僕たちの仕事だとも思っています。

今回当初の予定より金額を大きくできたのは、N.D.Promotionさんが成長し続けていて、それを証明できる大きな案件を現在進行形で抱えていること、情報をオープンに伝えてくれたことの2点が主な要因だと考えています。

稲葉:銀行も営利企業ですから、どうしてもリスクヘッジをしたくなる。特に新規の銀行の場合は決算書だけだと小さな金額しか提示してくれないというのが定石ですが、決算書になっていない足元の大きな案件があることを示し、今後の未来予想図が金丸さんの中にあったので、「これはロジックをまとめれば行けるな」と感じたんですよね。

金丸:結果としては、セブンリッチのサポートを通して新たな銀行とのお取引も始まり、金額も当初の想定よりかなり大きなものになりました。

ドアノックでは得られなかった結果を得られ、会社の可能性が広がった

――セブンリッチの融資サポートを利用してよかったことはありますか?

金丸:想定より大きな金額の融資をいただけることになったのは純粋によかったなと感じています。中長期の経営についてどっしりとした気持ちで考えられるようになり、採用についても、新たな事業についてもより大きなチャレンジをしたいと思うようになりました。

あとは、良い担当者をつないでくれたことも非常に良かったですね。僕の勝手なイメージですが、銀行の担当者の中には、スタートアップやベンチャーの業界に明るくない人もいるように思います。一方で今回ご紹介いただいた担当者の方は、皆さん業界への理解があり、話もスムーズでした。おそらく、ドアノックだけでは今回のような担当者には出会えません。これまでいろんな関係を築いてきたセブンリッチだから、もっというと、稲葉さんが「元銀行マン」だからこその成果なのではと思っています。

稲葉さんが「元銀行マン」であることの良さは実はほかにもあって。本来はN.D.Promotionのサポートをしてくださる立場なのですが、面談など、随所で銀行側へのサポートもしていたように見えました。銀行員目線があるからこそスムーズだった部分も多かったんじゃないかと思います。

稲葉:僕目線だと、新しい銀行とのつながりができたことが今後のN.D.Promotionさんにとってはもっとも大きなメリットだと感じています。これから返済が始まるわけですが、返済の実績を積んでいくと、おそらく数年経ったときにもっといい提案がきっと出てきます。良い付き合いができる金融機関が増えると、N.D.Promotionさんにとっての選択肢も増える。そこにお力添えできて僕としても嬉しいですね。

金丸:僕としては、融資が獲得できたのはもちろん嬉しいんですが、それ以上に「選択肢を与えてもらった」ということが嬉しかったんですよね。

「もっと大きな金額でいけると思いますが、どうしますか?」と稲葉さんに聞かれたとき、それまで即レスだった僕が少し時間をおいて考えてみたんです。結果、「これもタイミングなんだな」と。1年後だったらきっと会社の状況も今とは違っていて、もしかしたら借りられないかもしれない。こういう話って、来るべきときに来るんだろうなと思って。稲葉さんには、それに乗っかる度胸をもらえた気がしています。

もし資金調達や融資を一人で行っていたら、チャンスがあっても考え込んでしまって、結局やらないという選択肢を取ってしまう可能性もありました。稲葉さんは「絶対に大きく借りた方がいい」とプレッシャーをかけてくることはせず、それでいて「僕は行けると思っていますよ」とポジティブな後押しをしてくれました。

融資で得られる額が大きくなるということは、事業計画の幅が広がる、つまり未来の選択肢や可能性が増えるということです。稲葉さんには、選択肢を増やす手助けをしてもらったと思っています。

――それでは最後に、融資を受けることを検討している経営者に向けてメッセージをお願いいたします。

金丸:スタートアップ企業やベンチャー企業では特に、社内でリソースが足りていないことが多いのではと思います。セブンリッチさんはIT・スタートアップ・ベンチャーを強みとする会計事務所さんです。積極的にアウトソーシングして、自分のリソースを空けて、事業にコミットできる環境を作ることはとても大切だと思うので、ぜひ活用を検討してみてほしいです。

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