見出し画像

入社して1日でも早く力を発揮してもらうために、メンター制度を導入しています。

会社がポストを与えるのではなく、自らの手でキャリアを形成していくことが一般的になりつつある世の中。しかし、よりよいキャリア形成を目指して新しい組織に飛び込んだのに、ロールモデルにすべき人が見つからず、相談できる相手もいない、という状況に陥ってしまう方もいるのではないでしょうか。

株式会社Seven Rich Accounting(以下SRA)ではこういった悩みを解消するために、先輩社員が後輩社員の精神的なサポートを行う「メンター制度」を導入しています。

今回のnoteでは、メンター制度としてどのようなことが行われているのか、そこにSRAの社風がどのように反映されているのかなどを紹介します。

先輩社員が後輩社員をサポートし、成長を促進する制度

メンター(先輩社員)がメンティ(後輩社員)をサポートし、メンティの成長を促すために設けられているのが、SRAのメンター制度です。

たとえば、Aさん(メンター)とBさん(メンティー)というペアもあれば、Bさん(メンター)とCさん(メンティー)という関係性もあり、メンターとメンティー両方の顔を持つスタッフもいます。

図解1

SRAでは業務上、クライアントごとにインチャージ・レビュアー・プリペアラーと役割が分担された3人組のチームを組んでいます。

▼SRAのクライアントワークについて

3人1組のプロジェクト体制は、仕事をするメンバーが固定されず各先輩社員の仕事ぶりを参考にできる一方、チームの数だけ先輩(指導役)が存在することになり、メンバーの混乱を招くことがにありました。

そこで、新しく入社した人が職場に慣れるためのオンボーディングや、その後の成長を先輩社員が見守るメンター制度を導入。誰に何を相談していいのかわからない状況が改善されました。

現在、SRAにはA、B、C、E、F、Gの6つのチーム(東京事務所)と札幌事務所、計7つのチームが形成され、それぞれのチームにメンター長が置かれています。特徴的なのは、それぞれのチームに、リーダーの価値観が色濃く表れること。

図解2

たとえば市澤が長を務めるメンターAは「仕組み化」を推進。誰がどの仕事をしても安定した品質のサービスが提供できるように、業務の再現性を重視しています。経営者の守りを堅固なものにするため、組織力でカバーをする隙の無さが特徴です。

1on1で継承されるSRAの価値観

SRAのメンター制度では業務上のサポートに加えて、1on1を月2回実施。キャリアに関する相談だけではなく、プライベートの悩みも掬い上げるなど幅広いサポート・コミュニケーションを行っています。

大学生のメンターを担当する丸山は、初回の1on1では健康面を第一に聞くとのこと。他にも仕事や今後のことなど幅広くヒアリングをしています。

丸山(メンター)
大学生活で困っていることはないか、就職活動の相談に乗れることはないか、社会人の先輩として役に立てるように、業務に関係のないトピックも話してもらえる範囲で聞いています。

アルバイトの学生にとって丸山は、身近な頼れる先輩です。そんな彼にも市澤というメンターがいます。市澤にとって丸山は、息子に近い存在とのこと。「丸山くんたちには、数年後の自分を意識してもらいたい」と市澤は話します。

市澤(メンター)
1on1で常に大切にしているのは、数年後のありたい姿から逆算して、自身の市場価値を上げるために今何ができるかを考える時間にすること。目の前の一瞬のメリットや幸せも大事かもしれないけど、SRAではこの未来起点の考え方が大切なんです。

市澤のこの考え方は、実は会計税務のクライアントワークで経営者と対話をしていくときの考え方と似ています。

数年後どうありたいのかを経営者に聞いた上で、事業計画を作る。その達成度合いを見て何がネックになっているのかを考える。今何に力を入れるべきか未来を起点に考えるのは、経営者も勤め人も変わらないため、1on1で自分の人生を見つめ直すことは、クライアントワークでも役に立ってくるのです。

メンターの顔を持つ丸山は、市澤という先輩の前ではメンティーとしてともに仕事をしています。丸山は「困ったことがあったらまず頭に浮かんでくる先輩が市澤さんです」と話します。

丸山(メンティー)
1on1の時間は抽象的に考えていたことが具体的な行動として落とし込める時間。メンターが自分にはない観点から気づきをくれて、言語化できなかったところが整理できるんです。

市澤→丸山→丸山のメンティー、のようにリーダーの考え方はチーム全体へ流れていきます。1on1は企業文化やリーダーの仕事観など、SRAのDNAを引き継いでいく時間なのです。

メンティー育成のカギは「権限委譲」

SRAのメンター制度には、「徐々に職場に慣れてもらう」という目的がある一方で、メンティーからメンターにステップアップするための人材育成の連鎖が起こる仕組みでもあります。SRAのメンターたちがメンティーと関わる上で大切にしているのは権限委譲です。

たとえば、大学4年生のアルバイトの人が1年生のメンターとして成長をサポートする側になるケースもあります。どちらも学生ですが、メンティーの立場だけでなくメンターの立場を実感してもらうことで、視野が広がりチーム全体にとって何が最適になるかがわかるようになるのです。

丸山
メンティーは、はじめのころの1on1はメンターに導いてもらっても大丈夫。しかし徐々に「今日はこの場面で困ったことがあってこんな話をする時間にしたい」「業務でこんな課題があったから来月はこんな目標設定をしてみた」など、自発的に1on1の時間を握るようになれるの理想です。

メンターとメンティー、両方の立場を経験しているからこそどちらの視点も持てるようになり、高い視座を持って成長を目指せると丸山は話します。

新しいメンバーが職場に慣れ、本来のパフォーマンスが発揮できるようになったその先まで、各先輩社員がきちんと責任を持つ。それがSRAのメンター制度です。

市澤
メンターはメンティーの人生に関わる存在として、その人の成長や可能性を誰よりも信じる。そのためにフォローできることは何か、メンティーに向き合い続ける。表面的ではなく一歩踏み込んだコミュニケーションを各メンターは心掛けています。

Seven Rich Accountingでは、スタッフを募集しております!

「会計税務に関わっている中で自分のキャリアデザインができない」
「身近にロールモデルがいない」
「中途で入社していきなり職場に馴染めるか不安」

そんな未来のセブンリッチのメンバーをお待ちしております。興味を持っていただけましたら、ぜひお話しさせてください!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?