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雲ラス
『ほら!あの雲、人の顔に見える!』って興奮した様子で話す人に、『え?…雲にしか見えんけど?』って言っちゃうと元も子もないって話でございます。
もののけ姫に出てくる『こだま』のように、目に二つ、口に一つ、点とかあれば、人間の脳はそれを顔に認識する努力を始めるそうです。
最近はあまり見ないですけど、天井の木目ですね。今風に言うと『レトロな温泉』に代表されるひなびた旅館の天井のシミが『女の霊』に見えてしまうというやつですね。
困ったことに男の霊には見えないんですよ。いくら頑張っても。
『想像力』
『想像力を育むには本を読むといい』と言われます。同時に『本を読まない子供は想像力が乏しい』というアレですね。
言われてることはなんとなく理解はできるんですけどね。でも逆だなと。
想像力が乏しいからどんなに本を読んでも一向に面白くないので、やがて本は読まなくなるというスパイラルの方が正しい気がします。
本を読まない子供は『発想力』に関しては確かに乏しいかも知れません。
雲を見て空想できるとか、本を読んで発想できるとか、引き出しが多ければいいってもんでもないんだろうけど、要はそれをどう活用するかですから、無いよりはあった方がいいでしょうね?
とにかくイメージすること。
文章から画を想像する。でもそれって、どんなにがんばっても経験半分、空想半分だと思うんですよね?
だって男子小学生がポルノ小説を読んでも特に興奮はしないでしょうし。『ママ、これどういう話?』って聞くよ。そしてお父さんの小遣いが減る
つまり、『知識がある』ってだけではあんまし意味は無い。その『知識』で何を『想像』するかでしょうね?
なので人間には『雲が顔に見える』ことがとても重要になってくるんじゃないでしょうかね?
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