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【令和3年後期 No.20】排水・通気設備に関する記述のうち、適当でないものはどれか。【2級管工事 1次試験】

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難易度コメントと答え

難易度:★★★☆☆
 破封の原因となる言葉と意味を理解しなければ解けない問題です。

解説

 自己サイホン作用とは何でしょうか?
 皆様の家にある洗面台を思い浮かべてください。

https://www.irasutoya.com/2013/11/blog-post_1789.html

蛇口を限界まで捻ります。全開です。
すると排水が追い付かず、洗面台から水は溢れそうになります。
蛇口を閉めます。溢れそうだった水がドンドン排水されます。
洗面台から排水が終わったその時、封水まで一緒に流れてしまうことがあります。水の引張力(サイホン作用)が破封の原因をつくります。

自己サイホン作用を防ぐにはどうすればよいでしょうか?
①器具排水管の管径をトラップよりも大きくする方法
②器具排水管に通気管を設ける方法(各個通期方式)

よってループ通気方式では自己サイホン作用の防止になりません。

したがって(4)です。

なおループ通気方式は誘導サイホン方式の防止になります。

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