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自由

誰の為にも生きたくないよ
「愛して」なんて言わないで
誰の声もうるさいよ
「必要だ」なんて言わないで
私と私を繋ぐものを切った全てに
沈黙と静寂を与え暗闇へ

光降り注ぐ朝に
出会ったはずだけどあの日は雨だった
手垢が付いた出任せの言葉
首を絞めた愛のルールとセオリー

変わってく世界に
追いつけない君の退化
進化する想いはもうここでは
息をしていられない

誰の為にも笑えないよ
「変わらないで」なんて詭弁さ
ドライフラワーも砕けてく
「見てよ」なんて枉惑さ
自分が目を閉じてるくせに

食べて食べて膨らんでく
エゴの行く末が知りたいか
君を呑み込んで弾けたら
次の人に感染りたがる

いくら求めても得られないの
足りないからだって思い込み
穴の空いた風呂で凍えてる
出てこなきゃ終わらない

触るから痛いのさ
近づくから焼けるのさ
嘘のお守り手放して
腕広げれば光が君を抱く

必要なものは全て
最初から持っている
名前書いて回ることもない
誰もいない場所が孤独なら
そこで私は満たされてる

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