見出し画像

情動

一人じゃ出来ないことを
一緒にするのが
社会性の始まりであり
本質なんだなあとか
思うのである

人は助けてもらった時に
一番愛情を感じるらしいから
助け合えば愛し合えるのである
助けてくれる相手=自分の生存に貢献してくれる相手
だから結びつきを保ちたいと思うのは
合理的で進化的なことだと納得できる

さて人は人を求める
口唇期、肛門期、男根期、性器期
人はいつも人を求めている
赤ん坊はぬくもりがないと死ぬ
人が人を求めるエネルギーが
性欲と呼ばれるものなのだ

動物のようにうごうごと
母親のぬくもりを求め泣き叫ぶ
赤ん坊とは言うなれば性欲の塊なのである
純粋なエネルギーの塊なのである
幼いほど、動物に近いほど
それは純粋なのである
性とは大人の言葉みたいに語られるものだが

さてそれを
穢れだとか罪だとか
みなす意味がどこにあるのか?
皆が等しく持つものに?
繋がりの根本にあるものに?

そうそれを押さえてしまえば
簡単に全てを支配出来てしまうのである
あな愚かしや

一人じゃ出来ないことを求めるのは全て
性欲の現れとみなすことができて
まあそれを恋と言っても
私は全然かまわないような気がするのだ

いつだってときめきがある
だって助け合えるのだから
助けられることは嬉しい
受け身だろうが可能だろうが
どっちだって嬉しい
そこに愛が宿るから

自分にしか助けられない自分
というのも必ずいる
誰にも手を出すことが出来ない
他人では助けられない場所

自分で小さな自分を
助けようと手を伸ばした時
言葉を探した時
奥底まで光が差す

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?