足枷を愛する君は
道連れを探してる
そこは輪廻の泥沼

独りで行くのよ
その扉の向こうは
君だけが通れる時の道

私を殺したら
気は済むのかしら?
私が死んでも
悲しみも苦しみも寂しさも
少しも減らないというのに

「人は計算が出来ない」と彼女は言った
どんな残酷なルールでも
愛してしまったら逃げられなくなる
解なしの方程式解き続けて
迷路で追いかけっこする迷子たち

悪さえ愛した
無邪気な心は大人になる
限りない許しが作る牢獄の
隅で発生した黒い生き物を
本来の姿に

今生きてる君を
誰が殺そうとしてる?
誰が愛している?
意味を持たない言葉はない
光に隠れた憎しみを発見した時
君はようやく歩き始める

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