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短詩集

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2019年4月の記事一覧

短詩集34

まえがき ここは女性専用車両のはずだぞ!? 詩を読むと頭が良くなるらしいですが、書くなら無敵ですね!・:*+.(( °ω° ))/.:+ 1.愛など初手からどうでもよく 僕は僕の精神の死を強迫する全てから逃れるべく足掻いた 2.何故そのようなものを人の心などという狂ったものに求めるのか? もう少し確かなものが相応しい 3.確実性が保証されないから想像し創造し空に浮かべておくのだ 4.僕は今日も人の声を無視する 僕の拒否権を侵害するかのように浴びせられる浮ついた言葉を

短詩集33

1.今はあなたに書く手紙だけが私の故郷 2.ランボーには敵わないと嘆く夕方 3.僕の悲嘆にあなたの吐息をください 4.痛みの強弱で見分けていた景色 いま快楽の粒子を辿る 5.それぞれが孤独抱いてその足で立つ世界夢見て 6.桜の花びら集める子供たち 何に使うのかな たぶんそれはどうでもよいこと 7.口にする前から透けて見えるエゴイズム よく見られようとする僕の君の 8.そっちには行きたくないの だって私だけが落とされる穴が待っている 9.「一度裏切った者を信用す

短詩集32

1.君と僕だけがいる土曜日の朝 2.自尊心は美意識となかよし 3.期待と恐怖が手を組んで僕を動かす 4.極細ジーンズが入ってハッピー花金 5.「ねぇ見て見て」そろそろ言う相手を選ばなきゃ 6.もう愛の有無など 死の川を背にして残ったのは命だけ 7.スノードームの中の世界 夢から醒めたくない雪だるま 8.君と僕は少しの間同じ夢を見ただけの違う生き物 9.「またね」じゃなきゃ別れたくない 10. 「ぼく」が眠っている間に去った天使 11.壊れるならせめて勝利の

短詩集31

1.花吹雪浴びて 愛の定義崩れゆく 2.ひとりぼっちは捨てられた後の世界だから怖いの 3.キャストアウェイしても信じられる何か求めて探して祈って 4.孤独を内包する者だけが再会する 5.引き伸ばされた同一化の果て 引き千切られた人形の腕 6.「もういいよ」「もういいの?」 7.隠匿は無意味だけど(だいたいバレてる)隠れることは大切なの(見つけてほしいの) 8.人生というゲーム 君と協力プレイしたい(星のカービィスーパーデラックス) 9.放った矢は一周して後頭部

短詩集30

1.「アドバイスなんかしないからさ。なんにもなくても連絡してよ」 よし桜が咲いたからメールしよ 2.その叫びは何を言葉にしたがってるの 心抱けなくて遠い 3.「うまく」言おうと力が入るの 怖がっているのはいつも私の方 4.何も出来なくてもここにいていい そこから始まれば幸運な 5.いつか売るために箱保存 そんなカラダ 6.人形ごっこはおしまい 今日から僕はホンモノ 7.身体が仲間を見分けてる きみはともだちだから手を繋いで 8.運命のシステムをこの手で壊しここで

短詩集29

1.「君が好き」はバースデーケーキのプレートのようなものと気付いた春 2.「空も飛べるはず」エンドレス脳内リフレイン 花粉じゃなく気持ち届け ☆3.出会った頃と変わらぬ声 僕に馴染み続ける ☆4.平成は平らじゃなかったけど 僕何か成せたかなあ ☆5.想像よりクールな響き 令和生きてく私は颯爽と長い髪なびかせ 6.もうどんな言葉も欲しくないの 全部ここにあるから 7.青春18きっぷが行ってしまう 8.全国のコンビニで売ってるけど 君と食べるいちごパイの実ひとつ